チュー坊!
『ちゃんとしゃべれ!』で整理したように敬語の基本はとても簡単ですが、「○○をやられる」が尊敬表現とは言えないように、敬語にできる言葉、できない言葉、各表現に合う言葉、合わない言葉があります。スマートに敬語を話すにはそれを選ぶセンスが必要なのですが、多くの人は、センスどころか基本すら知らないで「敬語は難しい」と言っているのですから・・・残念! これではセンスを磨こうにも磨きようがありません。
正誤も考えず、どこかで聞いた敬語っぽいしゃべり方をまねてごまかす、ほとんどの人がそういう状態なのでは? 実際、放送業界の人たちがそうですから。そういえば、○林アナ、「チューボーですよ!」にも出ているのですね、先日○林アナのことを書いたのでちょっと気になって、ゲストの経歴を紹介する部分を聞いてみたのですが、全部「れる・られる」ですよ、まさに中坊レベル(⌒ε⌒)。
目上の人に向かって「しばらくゆっくりしてください」と言いたいとき、どう表現しますか? 「しばらくゆっくりされてください」というのを聞いたことがあるのですが、これしか思い浮かばなかった人は基本を勉強してくださいね。「する」の尊敬語は「なさる」ですよ(⌒・⌒)。
じっくり考えて文章を書くのとは違い、話すときは瞬間的に言葉を選んで組み立てないといけませんから、基本を知らなければ正しい敬語で話すなんて不可能です。大体、ニュースやナレーション、ドラマや映画のセリフなど、原稿があっても変ですよね。ということは、言葉を選んで組み立てて、書いて、見直して・・・それでも間違っているのです。それはそうですね、知らなければ幾ら考えても正しい敬語は出てきやしません。当然の結果です。
まず基本、これは簡単にクリアできますからさっさと次のステップへ。敬語らしい敬語を話すには言葉の意味をちゃんと理解していなければいけません。ちゃんと、というのは、善悪とか、品がいいとか悪いとか、社会的に見てどうだとか、いろいろなことをひっくるめて、ですよ。
部屋に入ってきた男が刃物でいきなりそこにいた人を刺すという事件で「加害者の方が入ってきて」なんて書いたテロップ入力作業者さん、犯人に「方」はないでしょ、「方」はぁ( ̄ ̄)。え? 目撃者の言葉をそのまま書いたんじゃないのかって? いいえ、目撃者は「加害者の人が入ってきて」と言いましたよ。これだって、なぜ「犯人が入ってきて」じゃないのかなぁ~?
30~40年も生きていれば、さまざまな言葉に関する知識を生活の中で吸収して大体のことは分かってくるはずですが、今やそれすら怪しくなり、敬語に関しては、残念ながら、普通に生活しているだけでは正しい知識を吸収できません(←言い切ったね^ー^)。つまり、ふだん耳に入ってくる敬語が正しいとは限らないということです。私の好きな「相棒」のセリフは敬語が多く、概ね正しいのですが、明らかな誤りもときどきありますからね、油断ならないですよ。
そもそも敬語で表現すべき事柄なのか、スムーズなコミュニケーションのためなのか、人を欺くためなのか、はやりの型どおりにしゃべっているだけなのか、尊敬や謙譲の気持ちが本当にあるのか、どういう気持ちを表す言い方なのかを分かって言っているのか、こういう大事な問題があることを含めて敬語というものをとらえることが大切です。なにしろ言葉は心を映し出しますからね。
『ちゃんとしゃべれ!』で整理したように敬語の基本はとても簡単ですが、「○○をやられる」が尊敬表現とは言えないように、敬語にできる言葉、できない言葉、各表現に合う言葉、合わない言葉があります。スマートに敬語を話すにはそれを選ぶセンスが必要なのですが、多くの人は、センスどころか基本すら知らないで「敬語は難しい」と言っているのですから・・・残念! これではセンスを磨こうにも磨きようがありません。
正誤も考えず、どこかで聞いた敬語っぽいしゃべり方をまねてごまかす、ほとんどの人がそういう状態なのでは? 実際、放送業界の人たちがそうですから。そういえば、○林アナ、「チューボーですよ!」にも出ているのですね、先日○林アナのことを書いたのでちょっと気になって、ゲストの経歴を紹介する部分を聞いてみたのですが、全部「れる・られる」ですよ、まさに中坊レベル(⌒ε⌒)。
目上の人に向かって「しばらくゆっくりしてください」と言いたいとき、どう表現しますか? 「しばらくゆっくりされてください」というのを聞いたことがあるのですが、これしか思い浮かばなかった人は基本を勉強してくださいね。「する」の尊敬語は「なさる」ですよ(⌒・⌒)。
じっくり考えて文章を書くのとは違い、話すときは瞬間的に言葉を選んで組み立てないといけませんから、基本を知らなければ正しい敬語で話すなんて不可能です。大体、ニュースやナレーション、ドラマや映画のセリフなど、原稿があっても変ですよね。ということは、言葉を選んで組み立てて、書いて、見直して・・・それでも間違っているのです。それはそうですね、知らなければ幾ら考えても正しい敬語は出てきやしません。当然の結果です。
まず基本、これは簡単にクリアできますからさっさと次のステップへ。敬語らしい敬語を話すには言葉の意味をちゃんと理解していなければいけません。ちゃんと、というのは、善悪とか、品がいいとか悪いとか、社会的に見てどうだとか、いろいろなことをひっくるめて、ですよ。
部屋に入ってきた男が刃物でいきなりそこにいた人を刺すという事件で「加害者の方が入ってきて」なんて書いたテロップ入力作業者さん、犯人に「方」はないでしょ、「方」はぁ( ̄ ̄)。え? 目撃者の言葉をそのまま書いたんじゃないのかって? いいえ、目撃者は「加害者の人が入ってきて」と言いましたよ。これだって、なぜ「犯人が入ってきて」じゃないのかなぁ~?
30~40年も生きていれば、さまざまな言葉に関する知識を生活の中で吸収して大体のことは分かってくるはずですが、今やそれすら怪しくなり、敬語に関しては、残念ながら、普通に生活しているだけでは正しい知識を吸収できません(←言い切ったね^ー^)。つまり、ふだん耳に入ってくる敬語が正しいとは限らないということです。私の好きな「相棒」のセリフは敬語が多く、概ね正しいのですが、明らかな誤りもときどきありますからね、油断ならないですよ。
そもそも敬語で表現すべき事柄なのか、スムーズなコミュニケーションのためなのか、人を欺くためなのか、はやりの型どおりにしゃべっているだけなのか、尊敬や謙譲の気持ちが本当にあるのか、どういう気持ちを表す言い方なのかを分かって言っているのか、こういう大事な問題があることを含めて敬語というものをとらえることが大切です。なにしろ言葉は心を映し出しますからね。