◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

誤りも、多数派になれば正しくなる?

2007-09-01 20:40:09 | 電子書籍(でじたる書房)
                      足、脚、ASHI~♪
 言葉というものは次第に変化していくものであり、絶対に変化してはいけないなどと言うつもりはありませんが、より便利に分かりやすく、時代に合わせて変化していくならともかく、むしろその逆、たとえ7~8割の人が使うようになったとしても誤りは誤り、これは困っちゃうなぁと思うものもあります。
 例えば、「枯れ木も山のにぎわい」という慣用句、これは、つまらないものでもないよりはあったほうがましだという意味ですが、正しく認識している人は39%で、誤解している人は36%もいるのです。誤解している人は、「枯れ木」という言葉に特別な意味を持たせておらず、単純に人数が多ければにぎわうというつもりで言っているので、たとえ面と向かって言われても気にしなければいいのですが、そもそも人を枯れ木にたとえること自体が失礼ですよね。そういうことを感じる人がだんだん少なくなっていく・・・、これも「変化」の一言で済ませていいのでしょうか。
 あるとき、中学生ぐらいの子が「以前は全然見えなくて、今は全然見えて」と言うのを聞いてあ然としました。本当にこれでいいのかなぁ~?
 でじたる書房は http://www.digbook.jp です。

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