なにげにしっかり!
日本舞踊、バレエ、ダンス、フィギュアスケート、シンクロナイズドスイミングなど、技術とともに重要な要素として表現力ということがあります。それが顕著に表れるのが指先で、「指先にまでびしっと神経が届いてますね」とか、「手の表情がいいですねぇ」とか、そういう解説をときどき聞きます。「目は口ほどにものを言う」ならぬ「手は口ほどにものを言う」でしょうか。
例文は、ある人が他の人の演技を見て述べた感想なのですが、「指先まで意識が行き届けるようになったと思います」というのは、うーん、ちょっと苦しいですね。「行き届ける」は「行き届く」の可能表現のつもりなのだと思いますが、「指先まで意識が行き届くようになったと思います」と言えば十分です。
「荷物が届く」に対しては「荷物を届ける」ですが、「意識が行き届く」に対しては、「行き届ける」ではなく、「意識を行き届かせる」または「意識が行き届くようにする」という表現になりますね。そういうことができるようになったということを強調したいなら、「指先まで意識を行き届かせることができるようになったと思います」となります。ちょっと長いですけれどね(^^;)。
日本舞踊、バレエ、ダンス、フィギュアスケート、シンクロナイズドスイミングなど、技術とともに重要な要素として表現力ということがあります。それが顕著に表れるのが指先で、「指先にまでびしっと神経が届いてますね」とか、「手の表情がいいですねぇ」とか、そういう解説をときどき聞きます。「目は口ほどにものを言う」ならぬ「手は口ほどにものを言う」でしょうか。
例文は、ある人が他の人の演技を見て述べた感想なのですが、「指先まで意識が行き届けるようになったと思います」というのは、うーん、ちょっと苦しいですね。「行き届ける」は「行き届く」の可能表現のつもりなのだと思いますが、「指先まで意識が行き届くようになったと思います」と言えば十分です。
「荷物が届く」に対しては「荷物を届ける」ですが、「意識が行き届く」に対しては、「行き届ける」ではなく、「意識を行き届かせる」または「意識が行き届くようにする」という表現になりますね。そういうことができるようになったということを強調したいなら、「指先まで意識を行き届かせることができるようになったと思います」となります。ちょっと長いですけれどね(^^;)。