碁は
この人は映画監督らしいのですが、政治家をゲストに迎えてあれこれ議論する報道番組で政治家に向かって「おっしゃってくださった」と言ったので、ちゃんとしゃべれる人なのかなと思って注目したら、その後、「ご説明していただかないと」なんて言ったのでがっかり。「おっしゃってくださった」ぐらいで感心するほど日本人の日本語は変なのですが、本当にちゃんとしゃべれる人ってなかなかいませんねぇ。
・・・というか、一体いつになったら多くの人が「ご説明していただかないと」の誤りに気づく日が来るのでしょうか。う~ん・・・そんな日はもう永遠に来ないかもしれませんね、そんな気がしてきました。だって、「おっしゃってくださった」と言えるということは、少なからず日本語に対して「きちんと話そう」という意識を持っているということですから、そういう人が「ご説明していただかないと」ですよ、あ~~~もうだめだ!
「説明していただく」は「説明してもらう」を丁寧に表現したもので、「ご」は要りません。相手の動作だからと思って単純に「ご」を付けるのでしょうけれど、それは誤りです。「ご説明して」にすると謙譲表現になりますから、「説明する」という他人(目上の人)の動作について言うことはできないのです。
自分が目上の人に向かって説明をするとき、「ご説明します」と言っていませんか? 言っているでしょう? なぜその「ご説明する」を相手の動作について使うんですかねぇ~~~( ̄д ̄)!
この人は映画監督らしいのですが、政治家をゲストに迎えてあれこれ議論する報道番組で政治家に向かって「おっしゃってくださった」と言ったので、ちゃんとしゃべれる人なのかなと思って注目したら、その後、「ご説明していただかないと」なんて言ったのでがっかり。「おっしゃってくださった」ぐらいで感心するほど日本人の日本語は変なのですが、本当にちゃんとしゃべれる人ってなかなかいませんねぇ。
・・・というか、一体いつになったら多くの人が「ご説明していただかないと」の誤りに気づく日が来るのでしょうか。う~ん・・・そんな日はもう永遠に来ないかもしれませんね、そんな気がしてきました。だって、「おっしゃってくださった」と言えるということは、少なからず日本語に対して「きちんと話そう」という意識を持っているということですから、そういう人が「ご説明していただかないと」ですよ、あ~~~もうだめだ!
「説明していただく」は「説明してもらう」を丁寧に表現したもので、「ご」は要りません。相手の動作だからと思って単純に「ご」を付けるのでしょうけれど、それは誤りです。「ご説明して」にすると謙譲表現になりますから、「説明する」という他人(目上の人)の動作について言うことはできないのです。
自分が目上の人に向かって説明をするとき、「ご説明します」と言っていませんか? 言っているでしょう? なぜその「ご説明する」を相手の動作について使うんですかねぇ~~~( ̄д ̄)!
「なぜ」かというと、標準日本語というものが、無理やり作られたもので一般大衆の日本語(それぞれの地方の言語特性)と少なからず違った感覚で構成されているからだと推察いたします。
ら抜き言葉や、慣用読みなど本来言葉は文化や環境に応じて発展していくものであったものが、情報伝達の発展により、無理に統一化させ言語の変化を嫌う現代の弊害でもあると感じております。
いつか「数個」というのは2~6を表すと「辞書に書いてあるから」という理由で、7回以上の事象に使った場合は減点と語る教授がおりました。言葉の意味は「辞書が決める」ものではないだろうと若いころ反発心を持って講義を聴いていたのを思い出しました。
「数~」は幾つなのか、人によって違うのでしょうけれど、「数日待って」と言われて1週間待たされたら、「数日」って言ったのにぃ~と腹が立ちます。相手が「7日でも8日でも数日よっ!」と言ったら、私も辞書を見せて「3~4、5~6」と書いてあると言うかもしれません(⌒・⌒)。共通認識によって誤解が減れば、それはいいことですよね。