こっちは表か裏か?
「サイエンスZERO」は好きな番組の一つですが、歴代の出演者とナレーションの日本語がぼろぼろ、本当にひどい! サイエンスというくらいですから、やや難しい話なので何とか理解しようと真剣に聞いているところへ変な日本語が聞こえてむずむず( ̄~ ̄)。「雲が成長できずに雨が降らない」って、齊藤三佐子ディレクター、中山準之助ナレーター、だれもこの誤りに気づかないのか?
雲が十分に成長できないから雨が降らない、雲が成長できなくて雨が降らない、雲が成長できず、その結果、雨が降らない、それは「雲が成長できず、雨が降らない」であり、「~ずに」は誤りです。どうしても「~ずに」と言いたければ、「雲が十分成長できずにいて、雨が降らない」と言うしかありません。
「警察医・秋月 桂の検死ファイル」(脚本 洞澤美恵子)には「あふれ出してくる感情をコントロールできずに、今まで本当におとなしかった人が突然人が変わったように爆発して怒りだすんですね」というセリフがあったのですが、感情をコントロールできない、その結果、人が変わったように爆発して怒りだす、それは「コントロールできずに」ではなく「コントロールできず」です。
「弁が閉じずに血液が逆流する」は「報道ステーション」で聞いたナレーションですが、テロップは「閉じず」でした。珍しいこともあるもので、これはテロップが正解。古舘さんが変な「~ずに」だからなのか、山口アナも「排水が追いつかずに水がたまってしまったんですね」なんて言うのですよ。ベテランなのに残念( ̄д ̄)! 「○さんとの復縁がかなわずにやったと供述した」と言ったのは「報道STATION SUNDAY」の竹内由恵アナ。原稿にそう書いてあったのでしょうけれど、そのまま読むな!
「道具が足りずにバケツで雪かきする人も」は「バンキシャ!」のナレーション、「ポンプが作動せずに給水できなくなってしまうのです」と言ったのはフジの榎並大二郎アナ、「においが取れずに妻には嫌われました」は「軍師官兵衛」で鹿介が言ったセリフ、みんな「に」が余計ですよ。「めざましテレビ」のテロップに至っては、話し手が「変わらず」と言ったのに「変わらずに」ですよo(`д´)o!
小倉智昭と「めざましテレビ」によって変な「~ずに」が徹底的に広められ、定着し、アナウンサーも「~ず」を「~ずに」と言うようになりました。さらに、「~ず」と言わないで「~なく」と言うようになったことも重なり、多くの人が、「~ずに」と「~ず」、それぞれの意味を全く理解できなくなりました。何も考えないで流され、区別しなくなったのです。変化したのではなく、劣化したのですよ。
「さほど副作用を心配しなく効果を期待できるので」というように、「~ずに」と言うべきところで「~なく」、そして、「この時期にしか取れなく貴重な食材です」というように、「~ず」と言うべきところでも「~なく」、本当に( ̄д ̄)ダラ!としか言いようがない、それほどおかしくなりました。
「パニックを起こさず情報が伝わるか」は「NEWS23」で見たテロップですが、そのとき話し手は「パニックを起こさないで情報が伝わるか」と言っていました。「起こさないで」なら「起こさずに」ですから「に」が欠落しています。珍しく「~ず」と書いてあるのを見て注目したのですが、残念( ̄д ̄)! 「~ずに(~ないで)」と「~ず(~なくて)」、そういう意味もなぁ~んにも分かっていません。
放送業界の人たちは言葉の意味なんてほとんど考えていませんね。「さほど副作用を心配せずに効果を期待できるので」もしくは「さほど副作用を心配しないで効果を期待できるので」、「この時期にしか取れず、貴重な食材です」もしくは「この時期にしか取れなくて、貴重な食材です」と言える人が一体どれほど残っているでしょうか。
ネット上で「間に入りすぎずにしてください」という記述を見ました。一般の人が書いたものだと思うのですが、妙に硬い、というか、きちんと書こうとして裏目に出た、というか・・・( ̄~ ̄)。AとBとの板挟みにならないように気をつけて、必要以上に間に入らないようにして、と言いたいようなのですが、こんなことになるのですね。これを見たときは、もう日本語は終わりだなぁ・・・と思いました。どうします?
「サイエンスZERO」は好きな番組の一つですが、歴代の出演者とナレーションの日本語がぼろぼろ、本当にひどい! サイエンスというくらいですから、やや難しい話なので何とか理解しようと真剣に聞いているところへ変な日本語が聞こえてむずむず( ̄~ ̄)。「雲が成長できずに雨が降らない」って、齊藤三佐子ディレクター、中山準之助ナレーター、だれもこの誤りに気づかないのか?
雲が十分に成長できないから雨が降らない、雲が成長できなくて雨が降らない、雲が成長できず、その結果、雨が降らない、それは「雲が成長できず、雨が降らない」であり、「~ずに」は誤りです。どうしても「~ずに」と言いたければ、「雲が十分成長できずにいて、雨が降らない」と言うしかありません。
「警察医・秋月 桂の検死ファイル」(脚本 洞澤美恵子)には「あふれ出してくる感情をコントロールできずに、今まで本当におとなしかった人が突然人が変わったように爆発して怒りだすんですね」というセリフがあったのですが、感情をコントロールできない、その結果、人が変わったように爆発して怒りだす、それは「コントロールできずに」ではなく「コントロールできず」です。
「弁が閉じずに血液が逆流する」は「報道ステーション」で聞いたナレーションですが、テロップは「閉じず」でした。珍しいこともあるもので、これはテロップが正解。古舘さんが変な「~ずに」だからなのか、山口アナも「排水が追いつかずに水がたまってしまったんですね」なんて言うのですよ。ベテランなのに残念( ̄д ̄)! 「○さんとの復縁がかなわずにやったと供述した」と言ったのは「報道STATION SUNDAY」の竹内由恵アナ。原稿にそう書いてあったのでしょうけれど、そのまま読むな!
「道具が足りずにバケツで雪かきする人も」は「バンキシャ!」のナレーション、「ポンプが作動せずに給水できなくなってしまうのです」と言ったのはフジの榎並大二郎アナ、「においが取れずに妻には嫌われました」は「軍師官兵衛」で鹿介が言ったセリフ、みんな「に」が余計ですよ。「めざましテレビ」のテロップに至っては、話し手が「変わらず」と言ったのに「変わらずに」ですよo(`д´)o!
小倉智昭と「めざましテレビ」によって変な「~ずに」が徹底的に広められ、定着し、アナウンサーも「~ず」を「~ずに」と言うようになりました。さらに、「~ず」と言わないで「~なく」と言うようになったことも重なり、多くの人が、「~ずに」と「~ず」、それぞれの意味を全く理解できなくなりました。何も考えないで流され、区別しなくなったのです。変化したのではなく、劣化したのですよ。
「さほど副作用を心配しなく効果を期待できるので」というように、「~ずに」と言うべきところで「~なく」、そして、「この時期にしか取れなく貴重な食材です」というように、「~ず」と言うべきところでも「~なく」、本当に( ̄д ̄)ダラ!としか言いようがない、それほどおかしくなりました。
「パニックを起こさず情報が伝わるか」は「NEWS23」で見たテロップですが、そのとき話し手は「パニックを起こさないで情報が伝わるか」と言っていました。「起こさないで」なら「起こさずに」ですから「に」が欠落しています。珍しく「~ず」と書いてあるのを見て注目したのですが、残念( ̄д ̄)! 「~ずに(~ないで)」と「~ず(~なくて)」、そういう意味もなぁ~んにも分かっていません。
放送業界の人たちは言葉の意味なんてほとんど考えていませんね。「さほど副作用を心配せずに効果を期待できるので」もしくは「さほど副作用を心配しないで効果を期待できるので」、「この時期にしか取れず、貴重な食材です」もしくは「この時期にしか取れなくて、貴重な食材です」と言える人が一体どれほど残っているでしょうか。
ネット上で「間に入りすぎずにしてください」という記述を見ました。一般の人が書いたものだと思うのですが、妙に硬い、というか、きちんと書こうとして裏目に出た、というか・・・( ̄~ ̄)。AとBとの板挟みにならないように気をつけて、必要以上に間に入らないようにして、と言いたいようなのですが、こんなことになるのですね。これを見たときは、もう日本語は終わりだなぁ・・・と思いました。どうします?