小さくなった?
「運転手の上着を背後から掴み運転を妨害する出来事が起こっている」(2019/3/14 4:00 Techinsight)って、「という」が抜けているし、「出来事が起こっている」はくどいし、とにかくひどい( ̄_ ̄)。「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害するという出来事があった」でしょ! 「という」がないと成立しませんよ。
例えば「あぜんとする出来事」とか、簡潔に「運転を妨害される出来事」とか、それくらいならいいのですが、「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害する」は長いし、詳しい説明です。それを「という」で受けるわけで、「という」は必要なのです。そういう流れなのに書かない人がいて、ほいほい気軽に省くので何とも気持ち悪いわけで・・・。
それから、運転手に対する乗客の暴行が原因でバスが橋から転落、死者15人という悲惨な例もありましたから、「…運転を妨害する○○が起こっている」と書くなら「出来事」というより「事件」でしょ。「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害する事件が起きている」なら、きっとスルーしましたよ。
「出来事」の意味は「ふと、起こったこと(事件)」です。「出来事」についてあれこれ想像したりして、意味をよくよく考え、感じてみてください。「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害する」なんて、「という」を挟んで初めて「ふと、起こったこと(事件)」というニュアンスになり、「出来事」と続けられるのです( ̄- ̄)。
「同様の例が過去にもあった疑いを視野に入れ」(2019/7/8 6:46 しらべぇ)も、「疑い」の内容を説明する文を「という」で受けるのですから、「という」は必要です。また、「疑い」でしょ、あったのかなかったのか分からないのですよね、だったら「同様の例が過去にもあったのではないかということも視野に入れ」でしょ。
「芸人だから何を口にしてもいいわけではない」(2019/1/26 11:16 スポーツ報知)の「芸人だから」はどういう意味でしょうか。書いてあるとおりに捉えると、芸人は常に慎重に言葉を選ばなければいけないという意味ですね。政治家や官僚、各分野の専門家など、その発言が社会に及ぼす影響は大きい、芸人もそうだよ、ということ?
いやいや、ちょっと前まで、芸人は笑いを取れさえすれば何を言っても許されるというイメージでしたよ。このライターだって芸人に対するイメージは同様でしょう、「芸人だから慎重に発言しないといけない」と言いたいわけではないのですよ。なのに、そのように表現できていないのです。
記事全体の流れからいくと「芸人だからといって何を口にしてもいいというわけではない」です。「という」を入れればいいのですよ、「芸人だから何を口にしてもいいというわけではない」ならちゃんと伝わります。あるいは「芸人だからといって、何を口にしてもいいわけではない」でもいいですね、よく見聞きする形です。
「長い時間寝床に入っていればいいものではなく」は「あしたも晴れ!人生レシピ」(2020/8/14)のナレーション、堀内賢雄ナレーター( ̄д ̄)! これはもう「入っていればいいというものではなく」でないといけない、「という」がないと成立しない、そういう決まった形なのです。なのに、おかしいと感じないってぇ <(`^´)>。
「薩摩は例外的に琉球を通じて永らく大陸との交易を続けてきたのです。そうした経験は薩摩の外交スキルを向上させるとともに、海外の人々が勲章を殊の外(ことのほか)ありがたがる情報をもたらしていたのかもしれません」は「先人たちの底力 知恵泉 日本の勲章(前編)」のナレーション、ナレーターは新井秀和アナ( ̄д ̄)!
例えば、「頻繁にやり取りしている情報」と「頻繁にやり取りしているという情報」は意味が違いますね。分かりやすく書けば「頻繁にやり取りしている情報」と「『頻繁にやり取りしている』という情報」で、前者はどういう情報をやり取りしているのか分かりませんが、後者は「頻繁にやり取りしている」が「情報」の中身です。
この場合、「海外の人々が勲章を殊の外ありがたがる」が「情報」の中身で、大陸との交易が薩摩にそういう情報をもたらし、薩摩は、フランス人に取り入るためにそれまで日本に存在しなかった勲章を用意したという話です。「…ありがたがる情報」ではなく「海外の人々が勲章を殊の外ありがたがるという情報」です。
「某大学のレスリング部に在籍していた情報が出てきます」(2020/7/12 13:10 エンタMEGA)って( ̄д ̄)! もうお分かりですよね、出てくる「情報」の中身は「某大学のレスリング部に在籍していた」ですから「某大学のレスリング部に在籍していたという情報が出てきます」でしょ!
「安全に健康に生きるために人間が水洗トイレで水を流すように、猫は砂をかけて清潔にしている説もあるようです」(2021/3/28 20:00 ねこちゃんホンポ)って( ̄ー ̄)、いけませんね、「水曜日の~」の「・・・説」みたいなことになっていますよ <( ̄д ̄)>。「猫は砂をかけて清潔にしているという説」でしょ!
「絵を描くということを仕事にしているにも関わらず」は「J-CASTニュース」(2021/12/20 14:55)で見たイラストレーターのツイートです。この「という」は、なくても成立しますが、何か特別な思いがあったのでしょうか。「関わらず」は「拘らず」ですが、常用漢字表外の音訓なので、平仮名で「かかわらず」です。
「世界衝撃映像100連発 第39弾」で、ビデオに登場した人が「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けたという管制官の話を聞いて」と言い、そのときのテロップが「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けた管制官の話を聞いて」だったということがありました。
ビデオに登場した人が聞いたのは「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けた」という「管制官の話」です。テロップは「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けた管制官」からいろいろ「話」を聞いたということで、具体的な状況や原因など、詳細な説明があったのかもしれません。微妙に違いますね。
あってもなくても成立する、あるいは、あるのとないのとで違いはあるが、大したことではない、という場合もありますが、「という」を省いて意味不明になっている、意図が伝わらない、そういう例のほうが圧倒的に多いのが現状です。なくてもちゃんと成立するかどうか、しっかり考えてくださいね( ̄・ ̄)/。
※パソコンの後ろに大きな保冷剤を置いて何とかやっていますが、ネット接続は非常に不安定で・・・(-_-;)。
「運転手の上着を背後から掴み運転を妨害する出来事が起こっている」(2019/3/14 4:00 Techinsight)って、「という」が抜けているし、「出来事が起こっている」はくどいし、とにかくひどい( ̄_ ̄)。「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害するという出来事があった」でしょ! 「という」がないと成立しませんよ。
例えば「あぜんとする出来事」とか、簡潔に「運転を妨害される出来事」とか、それくらいならいいのですが、「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害する」は長いし、詳しい説明です。それを「という」で受けるわけで、「という」は必要なのです。そういう流れなのに書かない人がいて、ほいほい気軽に省くので何とも気持ち悪いわけで・・・。
それから、運転手に対する乗客の暴行が原因でバスが橋から転落、死者15人という悲惨な例もありましたから、「…運転を妨害する○○が起こっている」と書くなら「出来事」というより「事件」でしょ。「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害する事件が起きている」なら、きっとスルーしましたよ。
「出来事」の意味は「ふと、起こったこと(事件)」です。「出来事」についてあれこれ想像したりして、意味をよくよく考え、感じてみてください。「運転手の上着を背後からつかんで運転を妨害する」なんて、「という」を挟んで初めて「ふと、起こったこと(事件)」というニュアンスになり、「出来事」と続けられるのです( ̄- ̄)。
「同様の例が過去にもあった疑いを視野に入れ」(2019/7/8 6:46 しらべぇ)も、「疑い」の内容を説明する文を「という」で受けるのですから、「という」は必要です。また、「疑い」でしょ、あったのかなかったのか分からないのですよね、だったら「同様の例が過去にもあったのではないかということも視野に入れ」でしょ。
「芸人だから何を口にしてもいいわけではない」(2019/1/26 11:16 スポーツ報知)の「芸人だから」はどういう意味でしょうか。書いてあるとおりに捉えると、芸人は常に慎重に言葉を選ばなければいけないという意味ですね。政治家や官僚、各分野の専門家など、その発言が社会に及ぼす影響は大きい、芸人もそうだよ、ということ?
いやいや、ちょっと前まで、芸人は笑いを取れさえすれば何を言っても許されるというイメージでしたよ。このライターだって芸人に対するイメージは同様でしょう、「芸人だから慎重に発言しないといけない」と言いたいわけではないのですよ。なのに、そのように表現できていないのです。
記事全体の流れからいくと「芸人だからといって何を口にしてもいいというわけではない」です。「という」を入れればいいのですよ、「芸人だから何を口にしてもいいというわけではない」ならちゃんと伝わります。あるいは「芸人だからといって、何を口にしてもいいわけではない」でもいいですね、よく見聞きする形です。
「長い時間寝床に入っていればいいものではなく」は「あしたも晴れ!人生レシピ」(2020/8/14)のナレーション、堀内賢雄ナレーター( ̄д ̄)! これはもう「入っていればいいというものではなく」でないといけない、「という」がないと成立しない、そういう決まった形なのです。なのに、おかしいと感じないってぇ <(`^´)>。
「薩摩は例外的に琉球を通じて永らく大陸との交易を続けてきたのです。そうした経験は薩摩の外交スキルを向上させるとともに、海外の人々が勲章を殊の外(ことのほか)ありがたがる情報をもたらしていたのかもしれません」は「先人たちの底力 知恵泉 日本の勲章(前編)」のナレーション、ナレーターは新井秀和アナ( ̄д ̄)!
例えば、「頻繁にやり取りしている情報」と「頻繁にやり取りしているという情報」は意味が違いますね。分かりやすく書けば「頻繁にやり取りしている情報」と「『頻繁にやり取りしている』という情報」で、前者はどういう情報をやり取りしているのか分かりませんが、後者は「頻繁にやり取りしている」が「情報」の中身です。
この場合、「海外の人々が勲章を殊の外ありがたがる」が「情報」の中身で、大陸との交易が薩摩にそういう情報をもたらし、薩摩は、フランス人に取り入るためにそれまで日本に存在しなかった勲章を用意したという話です。「…ありがたがる情報」ではなく「海外の人々が勲章を殊の外ありがたがるという情報」です。
「某大学のレスリング部に在籍していた情報が出てきます」(2020/7/12 13:10 エンタMEGA)って( ̄д ̄)! もうお分かりですよね、出てくる「情報」の中身は「某大学のレスリング部に在籍していた」ですから「某大学のレスリング部に在籍していたという情報が出てきます」でしょ!
「安全に健康に生きるために人間が水洗トイレで水を流すように、猫は砂をかけて清潔にしている説もあるようです」(2021/3/28 20:00 ねこちゃんホンポ)って( ̄ー ̄)、いけませんね、「水曜日の~」の「・・・説」みたいなことになっていますよ <( ̄д ̄)>。「猫は砂をかけて清潔にしているという説」でしょ!
「絵を描くということを仕事にしているにも関わらず」は「J-CASTニュース」(2021/12/20 14:55)で見たイラストレーターのツイートです。この「という」は、なくても成立しますが、何か特別な思いがあったのでしょうか。「関わらず」は「拘らず」ですが、常用漢字表外の音訓なので、平仮名で「かかわらず」です。
「世界衝撃映像100連発 第39弾」で、ビデオに登場した人が「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けたという管制官の話を聞いて」と言い、そのときのテロップが「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けた管制官の話を聞いて」だったということがありました。
ビデオに登場した人が聞いたのは「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けた」という「管制官の話」です。テロップは「両方のエンジンが止まったと乗員から報告を受けた管制官」からいろいろ「話」を聞いたということで、具体的な状況や原因など、詳細な説明があったのかもしれません。微妙に違いますね。
あってもなくても成立する、あるいは、あるのとないのとで違いはあるが、大したことではない、という場合もありますが、「という」を省いて意味不明になっている、意図が伝わらない、そういう例のほうが圧倒的に多いのが現状です。なくてもちゃんと成立するかどうか、しっかり考えてくださいね( ̄・ ̄)/。
※パソコンの後ろに大きな保冷剤を置いて何とかやっていますが、ネット接続は非常に不安定で・・・(-_-;)。