好例の四半期ごとの占い見直しです。世界経済は減速の兆候が出てきたが、住宅市場がスローダウンするも米国経済が意外に粘りを見せ、欧州は元気で追加利上げも視野にある。安倍丸が出航、日本経済は低空飛行ながら飛び続けている。
1.イラク撤退、改革続行政権発足 → ◎ 撤退完了、改革続行内閣を宣言
イラクの国内事情は泥沼に入ったが、今となっては絶妙なタイミングで自衛隊を撤退させた。安倍新総裁は党内で殆ど議論無く選ばれ、政権の性格が明らかにならなかった。しかし、所信表明で改革続行を宣言し、それを裏付ける諮問委員会人選をした。
2.日本経済回復続き、GDP成長率2.5+% → ◎ 景気回復続く
9月期の日銀短観の業況判断指数が改善、10月の月例報告で戦後最長のいざなぎ景気と並ぶ57ヶ月の景気拡大が続いたことになった。民需主導の景気回復が続いているが、個人消費に力強さが見られないのが不安。
3.米国経済好調も後半にやや減速、GDP成長率4.0%弱 → ◎ 減速の兆し
住宅バブルが萎んだが企業業績は好調で原油低下・金利上昇打ち止め間が出てきた為予想より米国経済は減速してない。消費が何故これほど強いのか私には謎。グローバルマネーはコモデティから流出しているが米国経由投資に変化は見えない。
4.日経平均20,000円年央突破、後半下落 → △ 下落、外人買い戻る
安倍政権誕生で改革続行が確認され外人投資家が戻り日経平均16,000円台まで回復、上期業績が明らかになるにつれ株価回復する予測は変えない。しかし年内に日経平均18,000円台に到達する可能性があると見る。
5.ドル高進行も年末に105円前後まで円回復、Euro高続く → △ 円安・Euro高進行中
年内金利上昇が少ない上に北朝鮮核実験の余波を受け円安が更に進行中。おかしいなと思いつつ円安が続いている。金利上昇を視野に入れてEuro高基調は続く。
6.中国投資調整で8.5%成長、インド・ロシア急成長 → ○ 中国加熱続く、印露は予想通り
上海系人脈の汚職に対する鉄槌は地方政府に対する明確なメッセージとなったはず、今後中央政府の引き締め政策の効果が出て来る。それでも今年度経済成長は10%前後にはなる見込み。インド・ロシア経済成長は順調に続いている。
7.ドイツ・ワールドカップ日本予選敗退 → ◎ 1分け2敗で予選敗退
8. MLB 城島攻守に活躍、他の日本人選手は壁にぶつかる → △ クローザー活躍
城島は新人としてよくやった。イチローは高いレベルで実力発揮、6年連続の活躍は並じゃない。大塚・斉藤のクローザーとして活躍は予想以上で素晴しかった。
安倍政権になり構造改革の力が弱まる疑いがあったが新政権の大臣・官邸スタッフ人事と諮問委員会の人選を見て、市場は改革続行の本気度を見て取った。中韓訪問と北朝鮮核実験で当面安倍政権の立場は強まり、次の手を打ちやすくなったはずだ。次に何を仕掛けるか注目したい。■