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日東京に戻った。実家を出た時はこの冬一番の寒さでミゾレが降っていた、汽車に乗った頃はボタン雪に変わった。今回初めてチケットレスを利用した。搭乗ゲートまで何も証拠になるものが無しで直接行くのは不安だったが、ICカードをかざすだけで買い物レシートみたいなのが出てきてチェックインしたことになるのはすごく便利だった。
羽田に着くと明るい空で思ったよりは寒くなかった。京急線の出口から急ぎ足で出て来るかつての同僚K氏に偶然出会った。川崎と松山のオフィスの責任者でしょっちゅう行き来しているらしい。懐かしい思いで当時の同僚の消息を聞き、何時か食事でもしようといって別れた。私は彼を見て直ぐの誰か分かった。10年前とちっとも変わらず若々しい感じだった。しかし、彼のほうは暫らく私がわからなかったようだ。自分では若い積りでも、相当外観が変わったのだろう。
前日母の為に通販で購入したウォーキングマシンのセットアップの為、本体を持ち上げた時ぎっくり腰になった。何が起こったか瞬間にわかり、遂に私にも来たかとがっかりした。先週の日曜日に市の総合体育館でバドミントンの試合に出て疲れの為腰にやや違和感が残っていた。用心すべきだったが、ついかがんだ姿勢のままで35kgのマシンを持ち上げたのが良くなかった。その後良くなる気配がなく心配だ。
そのバドミントンの大会は当初予定していた同年代のパートナーの都合が悪くなり急遽若い(といっても41歳)パートナーと参加した。彼はパワーはあるが試合慣れしておらず予選リーグを2勝2敗で終わり決勝トーナメントに進めなかったが先ず先ずだ。それ以上は体が続かなかったかも。
予定外の法事やバドミントンの試合などがあり約束の道後温泉に母を連れて行くタイミングを失った。代わりに、近所の知人の親戚が経営しているレストランに行き、その後マッサージを受けるM&M(ミール・アンド・マッサージ)を2回やった。2回目のM&Mは試合の後だったが腰の張りは取れなかった。
しかし、若干の成果があった。M&Mの送り迎えをして頂いた近所のおばさんは話好きで一緒に食事している間に、お金を溜め込んだまま楽しみもなく年をとっていく馬鹿馬鹿しさを繰り返し話してくれた。母は私が帰京する前日に、突然所有していた株式を売りたいと言い、私は母の気が変わる前に即証券会社に連絡し成り行きで売却してもらった。端株だから大した金額にはならないが温泉に行ったり、外食をするには十分だ。
今朝起きると腰の痛みが酷くなっていた。少し固めの布団がいけなかったのかもしれない。帰京後楽しみにしていた日曜日のバドミントン大会は諦め、棄権のメールを送った。残念だがしょうがない。ところが夕方大国魂神社の周りを散歩すると、腰痛は感じない、試しにと小走りしたが問題なし。軽症かも知れない。
どうも椅子に長い間座った直後に立つ時とか、腰をかがめる姿勢がいけないようだ。暫らくの間機動力がかなり低下しそうだが、早期回復の希望も出来た。それが思考力の低下やフラストレーションに繋がらないのを祈る。最後の1日の出来事が、今回の田舎暮らしを特徴付けてしまった。(終)■