かぶれの世界(新)

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後日談(2)

2012-05-02 13:49:08 | ニュース

2東名

先月14日に開通した新東名高速は第2東名といわれ、小泉首相時代に無駄な公共事業の代表として猪瀬現東京都副知事が槍玉に挙げ、一時マスコミから集中豪雨的な非難の対象になった。しかし、いつの間にかマスコミの興味から外れ注目されなくなって工事は再開されていた。

マスコミはかつて税金の無駄使いと批判したのを忘れたように、開通時には災害時のバックアップになると記念祝賀行事を好意的に報じた。実際、ゴールデンウィークでの混雑緩和にもなっているらしい。問題なのは分り難い標識だけのようだ。随分な変わりようだ。

猪瀬副知事も形勢不利と見たか静かに反応し、東電叩きなど話題になるテーマで忙しそうだ。この変わりようにミノさんとか古館氏は何か弁解しないと、ニュース報道の信頼性を毀損すると心配しないのだろうか。それともニュース番組ではなくバラエティなのか、それならそれで納得するが。

震度7

今年初めに東南海トラフ地震で田舎(愛媛県)にも震度7の地震が来ると報じられ、古民家みたいな実家じゃどうしようもないと笑ってしまった。だが、今度は首都圏にも震度7の大地震の可能性があると地震調査研究推進本部が発表した。どこにいても安全じゃないと、笑うしかない。

私は今秘かに思っていることがある。国民だけでなく専門家も東北大震災と原発事故の後遺症で過剰に敏感になっていると。食品の放射能汚染の基準値が最もいい例だが、地震予測もそうじゃないかと秘かに疑っている。というのも専門家といえども風潮に流されるのを何度も見てきた。

1000年に一度の確率で起こる震災で、今後30年内に起こる確率など殆ど無い地震だという。そうだとすれば、連日報道される交通事故や病気になる確率の方が余程高い。平均寿命から逆算すれば私は後十数年しか残っていない。もっと現実的なリスクの手当てを優先したいと私は思う。

小沢無罪判決

小沢元民主党代表の無罪判決直後に民放テレビ局に出演した小沢派の議員達が酷かった。言ってる事が論理的でなく支離滅裂だった。判決内容を全て読んでないのか或いは興味がないのか、無茶苦茶な論理を展開した。「ひいきの引き倒し」とは正にこういうことだと思った。

小沢氏の周りには何でちゃんと筋道を立てて物が言える人材がいないのだろうと訝った。彼の古くからの友人とか側近は離れて行く、所謂ドーナツ現象が起こっているという政界通の解説は本当だろうか。小沢系の大臣は一様に資質に欠けると言われ、残りはちょっとお頭の怪しい女性議員だけなら番組に出させない方が良かったように思うが。

ノーニューズはグッドニューズ?

野田首相が米国を公式訪問しオバマ大統領と会談し、久し振りに共同声明を発表した。今までの民主党首相より当地の評判は良いそうだ。報道によれば安全保障・エネルギー分野などで包括的な協力関係を構築する内容で、台頭する中国を意識した内容だったと報じられている。

それに先立ち沖縄基地の米兵の約半数をグアムなどに移転させる計画が発表された。米軍再編の一環であったとしても、沖縄の基地負担に直接繋がるものだった。だが、日米関係者の努力が生んだグッドニューズの部分は省略され、報道は普天間基地固定化の懸念に重点が置かれた。

何故いつもそうなのか?素直にグッドニューズと伝えられないのか私はいつも疑問に思う。東電は原発事故があったため、全ての活動が否定されるか無視されている。だが、今も原発事故の収束に必死に取り組み、昨夏の電力不足を補う為に必死で代替の火力発電所を再稼動させガスタービンをかき集めた。それなくして原発事故は収束に向わなかったし、今日の経済復興も無かったはずだ。苦境で黙々と責任を果す姿を見て育った世代に我国の未来を任せたいと思う。■

コメント
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