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テレビ朝日「報道ステーション」誤報の後始末

2015-02-19 18:04:19 | ニュース
先週9日に放送倫理・番組向上機構(BPO)は、テレビ朝日の報道ステーションが原子力規制委員会が川内原発の新規制基準適合正式決定を伝えたニュースに事実誤認と不適切な編集があった件について、放送倫理に違反するが「恣意的・作為的な編集」は確認されなかったと発表した。

私は日頃の報ステのキャスターやコメンテーターの発言や報道姿勢から「恣意的・作為的な編集」は確認されなかっただけで、報道の現場でそれらしい状況があっても可笑しくない、ただ事実確認が出来なかっただけと受け取った。ニュース番組が事実を伝えるという最低限の信頼を失ったら存在意義がなくなる。報ステでは天気予報とスポーツニュースしか見る気が起こらなくなった。

彼等が恣意的になるキーワードがある様に感じる。慰安婦・原発・沖縄基地等だ。キーワードが出て来ると突然彼等の主張に沿った情報だけがピックアップされ報じられる。そうかも知れないと思うだけで信用できなくなり、他のメディアの記事を探して読むようになる。そのような作業を続けているうちに報道ステーションにすっかり不信感を持つようになった。

今回の様に委員長の発言をツギバリして別の意味を持たせるとなると明らかな捏造だが、都合のいいニュースだけ取り上げる「恣意的な編集」は以前からあったというのが私の印象だ。まだ十分に後始末されてない、悪い印象は払拭されてない。処分して謝っただけでは信頼は回復できない。

テレビ朝日は放送直後に社長が原子力委員会に謝罪し、今回も放送でキャスターが改めて謝罪した。プロデューサー3人が減給処分、担当取締役も一部報酬自主返納したという。再発防止としてはそれだけでは足りない。やっている人達の性根が鍛え直されてないと私は感じるからだ。

彼等の主張或いはキーワードを捨てよとは言わない。その上で信頼回復の為の再発防止策は「ジャーナリストとしての矜持を保つ」ことであり、主張はいいからまずは徹底して事実を掘り起し伝える事だ。お手本は沢山ある。例えば中東で命を落とした後藤さんだ。■
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