かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感16秋(6)

2016-11-22 20:36:58 | 日記
田舎生活は残るところ1週間になった。去年は同じ頃に庭の手入れをやって貰い、その後日をおかず直ぐに東京に戻った。それでは何のためにお金を払って庭を綺麗にして貰ったか分からない。ということで今回は今月末まで帰京を延期し、庭を楽しむつもりだった。

だが、庭を楽しむつもりで作った東屋もサンルームも殆ど利用しなかった。多分、最近殆ど読書しなくなったせいじゃないかと思う。家にいる時は母屋の北側の書斎にこもってネット検索かテレビを見るだけ。情けない、これも老化現象の現れなのだろうか。

先週末に投稿したように入れ歯の不具合の歯痛だと思っていたのが、実は虫歯が原因で特急で先生に治療して貰うことになった。ケガの功名で月末まで田舎にいることにしたので、その間に治療が終わるよう先生が都合をつけてくれた。最初の治療で膿を抜いて痛み止めを飲んだおかげで、痛みがとれたのを幸いクッキーを思い切り噛んで入れ歯が一部欠けた。また、やっちゃった。全く懲りない男だと自分自身情けなくなった。

東京に戻った時に家族に母を思い出して欲しいと考え、母と父の連名の「仮の位牌」を作り持ち帰ることにした。本物は実家の仏壇に置いて帰る。「仮」なのでなるべく安くあげたく、何万円もする黒色じゃなく紫檀という紫色の位牌を頼んだ。それでも2万円以上した。建替えた東京の自宅は仏壇も神棚もないのでどこに置くか考えなければならない。

帰りの川沿いの道の途中、前方から背が高くて痩せてひょろひょろした老人に出会った。頭を下げると彼は声をかけ私の名前を呼んだ。そこで三つ先輩のTさんだと分かった。彼は農業試験場に勤め退職後地区長になったが、最近ガンになったと噂を聞いていた。体調を聞くと肺癌の治療中で、65kgから57kgに痩せたという。奥さんもガンになり、目が見えなくなったというが気の毒で聞けなかった。彼は集落の農業がどうなるか心配だと言い、私も全くその通りと相槌を打って別れた。

その帰りに実家に戻る途中、近所のオバサンに会った。来年の「一周忌」と「新盆」を一緒にやりたいが、お坊さんにいくらお包みを渡せばいいのかと。位牌を頼んだ店の店員によると3万、3万併せて6万円とのこと、松山市の相場だという。大洲市はもう少し安いだろうと言うと、合わせて5万円でもいいかもしれないという。オバサンは以前ざっくばらんに住職の奥さんに聞き、相場は5万円だとあっさり返事が帰って来たという。それを聞いて安心してお寺に電話して日取りを決めた。■
コメント
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