昨日長男家族と高尾山にハイキングに行き山歩きを楽しんだ。4月に小学2年になる孫と高尾山から小仏城山まで坂登りを張り合った結果、どこという訳でなく体全体に疲れが出て何をやるのも億劫になった。それに重ね合わせて、居心地の良い状況が長く続いた世界経済も、1Qになってやや疲れが出て来た印象がある。
年頭の私の予測は3つのリスク(1)トランプリスク、(2)ポピュリズム、(3)米中対立をあげた。そのリスクに対して(1)米経済が堅調、(2)中国・新興国の体力改善、(3)IT・AIが経済境界を薄める、として年前半は全体として楽観的に見、後半に軟調になると予測した。
しかし、私はトランプリスクを甘く見過ぎていたようだ。共和党が予備選で負けたのをきっかけに秋の中間選挙を強く意識してホワイトハウスのスタッフを強硬派に入れ替え、大統領選時の強硬な政策を実行に移し支持率回復を狙った。特に対中国の経済制裁は正に貿易戦争突入の恐れを想起させるものになった。
加えて英国の露人スパイ薬殺の疑いで欧米が対ロ制裁を断行し、俄に冷戦時代に逆戻りする恐れすら出て来た。中国・新興国の体力が試されるのは、上記米中の貿易摩擦がどう進展するかにかかっている。今迄は比較的冷静な反応をしている印象がある。世界経済の先行きを支配する感のあるAI・ITはFBなどの躓きで試練を迎えそうだ。彼等は後ろ向きの対応を求められ世界経済を揺るがす要因にはならなそうだ。
整理すると、今年の世界経済は予想したよりも激しくトランプ大統領次第で振り回される、対応して中国が否応なくどう反応するかで大枠が決まりそうだ。トランプ氏が政治と経済をごっちゃにして露骨に取引材料に使うのは間違いない。それに影響しそうなのはロシア疑惑の捜査がどう進展するかと、北朝鮮の非核化交渉にどう経済材料を使うのか予想もつかない怖さがある。
そんな世界情勢の中で安倍氏首相に我が国の舵取りが任される。このところ森友問題など国内問題に足を引っ張られ、結果的に首相判断を誤らないか酷く心配だ。メディアの論調が森友問題に偏り、影響された国民の目が国内に向いて平衡感覚を失うと間違った方向に向かう可能性がある。1Qの見直しは、見直した不安が2Qに具体化するのではと不安だということで結びたい。■
年頭の私の予測は3つのリスク(1)トランプリスク、(2)ポピュリズム、(3)米中対立をあげた。そのリスクに対して(1)米経済が堅調、(2)中国・新興国の体力改善、(3)IT・AIが経済境界を薄める、として年前半は全体として楽観的に見、後半に軟調になると予測した。
しかし、私はトランプリスクを甘く見過ぎていたようだ。共和党が予備選で負けたのをきっかけに秋の中間選挙を強く意識してホワイトハウスのスタッフを強硬派に入れ替え、大統領選時の強硬な政策を実行に移し支持率回復を狙った。特に対中国の経済制裁は正に貿易戦争突入の恐れを想起させるものになった。
加えて英国の露人スパイ薬殺の疑いで欧米が対ロ制裁を断行し、俄に冷戦時代に逆戻りする恐れすら出て来た。中国・新興国の体力が試されるのは、上記米中の貿易摩擦がどう進展するかにかかっている。今迄は比較的冷静な反応をしている印象がある。世界経済の先行きを支配する感のあるAI・ITはFBなどの躓きで試練を迎えそうだ。彼等は後ろ向きの対応を求められ世界経済を揺るがす要因にはならなそうだ。
整理すると、今年の世界経済は予想したよりも激しくトランプ大統領次第で振り回される、対応して中国が否応なくどう反応するかで大枠が決まりそうだ。トランプ氏が政治と経済をごっちゃにして露骨に取引材料に使うのは間違いない。それに影響しそうなのはロシア疑惑の捜査がどう進展するかと、北朝鮮の非核化交渉にどう経済材料を使うのか予想もつかない怖さがある。
そんな世界情勢の中で安倍氏首相に我が国の舵取りが任される。このところ森友問題など国内問題に足を引っ張られ、結果的に首相判断を誤らないか酷く心配だ。メディアの論調が森友問題に偏り、影響された国民の目が国内に向いて平衡感覚を失うと間違った方向に向かう可能性がある。1Qの見直しは、見直した不安が2Qに具体化するのではと不安だということで結びたい。■