かぶれの世界(新)

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東京郊外の風景(1)

2019-01-04 16:52:25 | 社会・経済
2年前に仮住まいした公団住宅(昔は晴見団地と呼ばれ、今はUR住宅という)の近辺を暮に散歩した時、誰一人見かけなかったのは驚きというより恐怖を感じた。正月3日の昨日に再度行って見た。二三人影が見え空き地から子供の声が聞こえてきたが、周辺のお店は殆どシャッターが下りていた。

多摩ニュータウンが高齢化してゴーストタウン化したと近年報じられていたが、ここも同じ頃に建てられたはずで住み続ければ同じ年代の人達が住んでいるはずだ。ただ、ここは東芝とかNEC、サントリーなどの大企業の工場があるので事情は少し違うはずだと思う。

更には団地から10分余り歩くと商店街や大國魂神社とか東京競馬場・多摩競艇などもあり、そこに行けば沢山の人と出会う。公営団地の東側に更に二三棟の都営団地が現在も建築中、別の地域では市営団地が建築中で、若い夫婦の間で住みたい街ナンバー1というだけのことはあると思った。

逆にそれだからこそ昔からの団地に人影が無いのが異常だと思った。住人が高齢化したのが人影が見えない理由なのか、それとも他に特別な理由があるのか、とても気になった。

もう一つ気になるのが、ご近所の玄関からお正月のしめ飾りが消えたことだ。本格的なしめ飾りをしている家はたった1軒、我家の様に100円ショップで買ってきた程度のお飾りが30-40%。必ずしも最近引っ越してきた若い夫婦の家だけでなく、昔からのお付合いのある家でもお飾りが消えた。

隣の自治会も歩いてみると、私の自治会よりやや多い程度で半数程度だった。神社には初参りの参拝者の列が長々と続くのに、自宅にはしめ飾りを飾らない家が増えている。理由はわからない。家内や娘は100円ショップのお飾りならもう止めたらいいという。彼女達の判断基準は体裁だけだが、それが減った理由だろうか。

市内を歩き回って改めて気が付いた3つ目の変化は、市の中心になる駅前の広場が二層構造になり大型商店ビルを接続し、その周りに住居用の高層ビルと10階以下の中層ビルが集中し、駅前の風景がすっかり変わってしまった。そして、これらビル群が我家の近くまで迫って来た。

以上はかつて都心の会社に勤める人達が沢山住んでいた東京郊外の街の姿だ。郊外の街は同じような変化が起きていると感じるがどうだろうか。■
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大胆占いー無断休止と今年の予測

2019-01-04 14:44:45 | ニュース
新年明けましておめでとうございます。2年前に年賀状を欠礼させて頂く身勝手宣言をして以来、静かで安らかな年末年始を迎えるようになった。それは悪くないのだが、すっかり気が緩んでしまい緊張感のない生活になった。

そんな所にgooブログから1年前の記事を知らせるメールが届いた。メールの題名は「2017年大胆占い 年末見直し」だった。それではと、2018年はどうだったのか調べると、4月に「2018年大胆占い1Q見直し」を投稿したのが最後で、その後すっかり忘れていた。

第三の人生とか言い放って年賀状の挨拶を止めて気楽になり(実際、すっかり気楽になった)、毎年恒例の世界経済の大胆予測と3ヵ月毎の見直しをすっかり忘れていた。大した予測ではないが、予測を公開したからには言いっ放しとはいかない、多少の責任がある。断りもせず勝手に止めたことについては読者にお詫び申し上げたい。遅れましたが以下に予測結果を総括します。

昨年の大胆予測は「3つのリスクによって深刻な影響が現れる」と予測した。3つのリスクとは
(1)トランプリスクが新段階に、
(2)ポピュリズムが広がる、
(3)米中対立で成長が停滞、を予想する。

一方でリスクを打ち消す動きとして
(1)米国経済が堅調、
(2)中国始め新興国経済の耐力向上、
(3)IT・AIが経済の境界を爆発的に拡げ質を高める、との期待もある。

結果はかなり的を得た予測だったと得意の自画自賛をする。だが、こんな悪い予想が当たってもちっとも嬉しくない。トランプ米大統領はリスクを世界にバラまく害をなすようになった。ポピュリズムは予想通り多くの国に伝染し、その恐ろしさを改めて痛感した。米中貿易戦争は経済領域から安全保障など全分野に広がり、今や「新冷戦」と言われるようになった。

さて、2019年はどう予測するか。冒頭にお詫びしたように私は大胆と‘言訳した予測’の公表を止めた。いい加減な予測でも外に発信するには元にになる材料が必要。だが、事あるごとに関連情報を調べるのは面倒になった。日本マスコミの癖を理解して海外メディアの見方と比べるのは疲れる。

今後は私の特徴をそのままに「印象を漏らす」を試行します。入って来た情報だけで今年はこうなるんじゃないかという程度の受動的な印象だ。なので定期的な印象の見直しなんぞはしない。数値予測もない。ただ、海外の金融資産を多少保有しているので、無責任な印象でも間違うと損失が生じる怖さはある。

そこで、私の2019年の印象は以下の通り。
(1)米国の復元力が働き始めるが、逆にトランプ大統領が暴走し混乱する。
(2)世界は経済・安全保障の両面で米国依存を薄め始め表面化する。
(3)ポピュリズムが世界に広がり、EUの存続が問われる事態になる。
この3つのトレンドが並行して起こると、予測出来ない領域で変化が起こる。

このような状況で日本はどうなるか。世界は明らかに円高が進行する方向に向かっている。日本の海外依存は高く今後も自律的な動きは期待出来ない。日本企業は時間をかけ体質改善し昨年は史上最高の利益を得たが、世界が大きく変わると再び新しい状況に合わせていくしかない。特に米中対立で股裂きになるアジアへの対応は難しい。

だが、私の印象では日本は変化について行ける人材が徐々に枯渇して行き、少しずつ競争に競り負けて行くとみる。特に官民ともにIT・AIの積極的活用の遅れが目立ち、日本全体が無駄な仕事をして生産性に決定的な影響を与える恐れがある。あくまでも印象だが、見たくない初夢だ。■
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