かぶれの世界(新)

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司法の独立はあり得るのか

2019-01-26 18:25:53 | ニュース
韓国の前最高裁長官が元徴用工訴訟の判決を遅らせた疑いで昨日逮捕されたというニュースを聞いて驚いた。前大統領と前最高裁長官、つまり行政と司法の前トップが逮捕された。私は以前「韓国はそういう国」であり、国と国の約束などすべきではないと投稿したことがある。

私の印象は日本のマスコミ報道を通じて得た韓国司法の印象なのだが。司法だけではない、大統領が変わる度に正義の定義が変わる。その度に大統領及びその周りの人達が罪を問われ獄に繋がれる。そんな国と苦労して国論を纏め約束しても無駄、と多くの日本人は思っているはずだ。

最近の米中・米ロ関係の悪化に伴い、当局が多数の紛争国人を逮捕拘束したというニュースを聞く。韓国よりも恐ろしいことが起こりうる、中ロなど強権的政権下の司法に一貫した「法の下の平等」など期待するのは難しい。寧ろ「法を使った報復」を濫用している様に感じる。

韓国は強権的政権ではなく建前は三権分立の民主主義国家だが、時々の政権を選んだ民意に配慮した司法が見受けられるのは不可思議だ。予想が出来ないことがある。であれば、次の大統領に替わった時に何が起こるのか静かに見守るべきだと私は思う。

世界を見回せば、司法の独立を云々するのは韓国や強権国家だけではないのが現実だ。日本に関係するところでも、1月11日に五輪招致に絡み贈賄疑惑で竹田恆和JOC会長が仏の予審尋問の対象となったニュースを聞いた時、ゴーン元会長事件をみて政治的に報復されたかもと思ってしまった。

2週間前は日本の検察の取り調べが適切でない(被疑者を長期間拘束するのは欧米流ではない)として、仏メディアが連日のように日本の検察を非難する記事を報じていた時だった。多分、フランスの世論はゴーン会長に同情的だったと思う。だが、現時点で政治的な報復だったという証拠はないし、日本にもそういう論調は無いのが救いだ。絶対に韓国の様な反応をしてはならない。

とは言っても、世界はトランプ大統領や東欧諸国、ブラジルなどポピュリズム時代に向かっている。そうでなくとも司法は政治や世論の圧力をより受けて行くのは間違いないと感じる。ましてや国益にかなっているか問われた時、果して司法の独立を保ち続けることが出来るだろうか。

私は容易ではないと思う。政治家・マスコミだけではない、国民の成熟度が問われるだろう。■
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