かぶれの世界(新)

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キツイ一言

2019-01-28 14:51:32 | スポーツ
「ここはそんなレベルでやるところではない!」とバドミントンクラブのリーダーからキツイ一言を受けて私はギョッとした。土曜日の練習ゲームで彼と組んだ時のことだ。ゲームでミスが続きリードされた中盤、相手チームから比較的緩いクロスがコート左奥に打たれた。

後方センターにいた私が必死で左側に動き何とか返球したが、前衛で待っていた相手チームに軽く右コートに返された。私は打ち返した位置で「一歩も動けず」1本取られた。参った、という感じだ。私が反転できずコートの端に突っ立っている様子を見て、パートナーが怒って放った言葉だった。

言い換えれば、「お前はこのクラブでやるレベルではない、他のクラブに行ってやってくれ」と言っているのと変わらない。私の老化が進みいつかプレー出来ない日が来ると覚悟し、その日を遅らせようとトレーニングを続けてきた。その日が来たかも知れないと思った。

同時に、今のはそれほど悪いプレーではなかったという気持ちもあった。その場では彼の言うことを黙って聞き、ゲームに戻った。その後も他の人達と組んでゲーム練習を続け、何時ものように正午前に練習を終えた。だが、私は次週も練習に参加していいのか確認しなければならなかった。

帰る支度中のリーダーの下に行き「キツイ一言」のメッセージは「もう来るな」という意味かどうか確かめた。彼は「あの時一歩も動かなかったのは、パートナーには私がやる気が無い様に見えるはず。私がもう動けなくなっているのは皆も知っているが、努力する姿勢を見せろ。」と言った。

私がやる気がない様に見えるのはマズイ。せめて何とかしようというジェスチャーだけでもしてくれというのが彼の言いたいことだと説明してくれた。私に対しては誰も遠慮して言わないだろうから指摘したのだと彼は言った。言い訳はあっても私に反論する気持ちが起こらなかった。

次のゲームを待っている間に他のゲームを見ていると、彼も含め一歩も動けず失点する例も何度も見かけた。だが、私の場合はそれが目立って多いのだろうと理解した。失点した時に別のパートナーから私の問題を指摘されたことは何度もある。今迄は単なる失敗と片付けていた。

何時かはその日が来るとしても、なるべく長くこのクラブで練習を続けたいと思い、彼には素直に分ったと応えた。バドミントンを始めた若い頃から長年にわたりこのクラブに参加し、シニアの日本選手権に参加する人達もいる中、実力差が大きくても公平で楽しく運営され愛着がある。途中中断し今も年の半分は田舎だが、私は最古参のメンバーの一人でもある。

私に出来ることは体力の衰えを補い弱点をカバーしつつ、少しでもパートナーの足を引っ張らず楽しくバドミントンをすることだ。いつも早朝のテレビ体操や柔軟体操と昼間のウォーキングや素振りをしているが、昨日から弱点をカバーするためフットワーク練習に反転動作を追加した。

今日は少し足に張りを感じる。たった一日数分のトレーニングを追加しただけでも、歩く時の足元が微妙にしっかりして来て手応えを感じた。来週の練習で効果かあればこのまま強化を続けてみる。自分が納得するまではチャレンジしてみて、ダメならその時の覚悟をしておこう。■
コメント
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