かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

コタツ復活

2019-11-07 11:28:31 | 日記・エッセイ・コラム
昨晩寒さに耐えかねてお茶の間に電気コタツを据えた。昨日の朝は今秋初めて寝室の気温が12度台になった。多分、天気予報通りだと外気は5度になっていたはずだ。昨年はコタツを使った記憶がない。私自身年を取って寒さに対する耐力が無くなって来たのかも知れない。

コタツに入ると下半身が温かくて気持ちいい。コタツで食事を済ませ、そのままテレビを見た。気が付くとウトウトしていた。東京郊外の自宅でも昔は居間には石油ストーブとコタツがあり、家族で食事をし新聞テレビを見た。

とても便利で暖かい空間だった。家族が落ち着いて話し合う場が、子供の遊び場になり、時にお客があると応接間になった。会社の女の子と飲み明かし、コタツの周りに一升瓶が転がっていたこともある。うたた寝から目が覚めるとそんな事を思い出し懐かしく思った。

何時の頃かららか、コタツを使わなくなった。居間はダイニングテーブルとテレビの前のソファーに変わった。私は今も団らんの場としてコタツも悪くないと思うが、独立した子供達の家でもコタツは見かけない。テレビドラマにも出てこない。清潔じゃないとか後片付けが不便だからだろうか。

一時期日本の家屋の部屋単位の暖房が米国の全館暖房より優れて省エネだと議論されたことがあった。確かに90年代に米国で一軒家に住んだ時、利用しないのに全ての部屋が温かいのに驚いた。だが、却って一人暮らしのわびしさを感じ好きになれなかった。

田舎に来て大きい農家で一人コタツに入るのもわびしさに変わりはない。だが、居眠りするのはコタツの方が向いてるし、その気になれば部屋は寒いから頭はしゃっきりして仕事に向いていると強がってみたい。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする