かぶれの世界(新)

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(暴論)混乱の役者は全て高齢者

2021-06-01 20:06:25 | ニュース
今まで1年余りコロナ対策について内外の報道を見てきて、なんで日本はこうなるのか疑問に思うことが多かった。意見百出していまだに良く分からないというのが正直なところだ。数字だけを見ると日本の感染者数・死者数を各国と比べるとまあまあうまく対応していると思う。

だが、日本のマスコミ報道を見ると我が国は失敗の連続で、特にここに来てワクチン接種の遅れが世界最低レベルにあると連日報じられている。接種が始まる前から接種券の配送から始まり、WEBや電話予約の混乱、二重予約やキャンセル等々あらゆるステージで混乱が報じられた。

緊急事態宣言直後に駅前で人流のが多いと訴える皮肉な人達、電話で予約できず困惑する人達が連日報じられた。接種会場で接種券のバーコードの転記誤りとか、バーコードを剥がして台帳に張り付けるとか、問診にやたら時間がかかる老医者とか、もう馬鹿としか言いようがない混乱ぶりだ。

といっても、東京大阪の大量接種会場が動き始め、大学や企業内接種とか自治体でも新たな対応が検討され始めた。自衛隊のテキパキした対応を見て(といっても良いニュースは報道されないからそう思っただけ)、政府の働き掛けによる大学や企業での対応も期待できそうだ。

ここからは天邪鬼でひねくれた高齢者の私の邪推だ。上記の混乱を伝える街の人・電話予約に手こずる人の多く(多分7割程度)は高齢者だった。自治体の関係者もITセンスのない人だろうと推測、老医者は文字通り高齢者。何だ、混乱の役者は被接種者をはじめ全て高齢者じゃないか。

基本に戻ると、私には何故接種券なるものを発明したのか、そんなものが何故必要なのかも分からない。多分、高齢者の最低レベルでも理解出来る仕組みとして考えたのだろう。だが、果たしてそれが良かったのか。国の緊急事態で「ボケた高齢者」のレベルに合わせた仕組みで良いのか。

アングロサクソン風に言うと、もっと効率的に流れるようなプロセスで接種すべきだったと思う。付いて行けない人は接種が若干遅れるかもしれない、しかし全体の接種は圧倒的にスムーズに進む。一種の「接種トリアージュ」だ。例えば、無条件にドンドン接種して行く手もあった。

日本は最先端を走る高齢化社会だ。高齢者への思いやりは必要だと思うが、その為に国が衰えるようなことは高齢者だって望まない。問題は高齢者はある比率でボケていくのは避けられない。自分の事しか考えられない人も増えるだろう。そうやって英米は一桁多い死者を出した。だが、日本は「ゼロリスク」社会で許さないだろう。いつかまた別の緊急事態が来たらヤバい。■
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