かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

消費増税の街の声

2013-10-02 21:07:21 | ニュース

安倍首相が消費増税を予定通り実施すると宣言し一夜明けた。安倍首相の本命はデフレ脱却で、消費増税の影響を考えギリギリの判断をしたという。消費税8%の最終決定を受けて新聞・テレビとネットを見て世の中の反応を注目した。メディアによって差があるが、総合すると賛否拮抗しているというのが私の印象だ。最初に断わると、テレビ報道を見て私はチョット感情的になっている。

というのはテレビ画面に出てくる年配の方々の「年金を減らされた上に、消費税上げられたら困る」という意見が多く見られた。この手の主張に私はいつも強い嫌悪感が残る。年金は物価スライドで下げるべき所を維持され、今回の消費増税は年金原資の補填の為にある。貴方達の為だよ。節約の仕方ならオレが教えてやる、そんな良いもの着て言うんじゃないよ、と。

税金は他人が汗をかいて稼いだお金から搾り出したもの、それを感謝の気持ちもなくただよこせといわれているようで真に気持ちが悪い。テレビ画面の年配者が世界最悪の財政状態や若者世代の負担を一言も言わず、ただただ消費増税を非難する年金生活者に怒りを感じた。消費増税は貴方たちの為にやるんだよ、若い人達に土下座でもして助けてくれと頼んだらどうだと思った。

横浜で踏み切りに倒れた高齢者を救おうとして、女性が命を落とした昨日の傷ましい事故そっくりだと私は思った。高齢者を助け若い世代が死ぬ、まるで日本の社会保障制度そのものだと思った。彼女の父親が私と同じ年代なので、娘を失った父親の気持ちを思うとたまらなかった。(ゴメン、個人的には何もありません。)

弱者といわれる人達を助けなければならないが、彼等がまるで当然かのように要求すると嫌な気分になる。それはお年寄りでも災害の被災者でも同じだ。だが、助ける側には職を探している若者達もいる。貴方達は他人が汗水たらして働いたお金を受け取るんだよ、それに対する感謝の気持ちを少しで良いから表して欲しい、そこから始まると私は思った。

消費増税報道は1年にわたって議論され、財政問題・社会保障費・世代間不公平などが良く理解されていたと思う。従ってデータに基づき冷静な議論が比較的多かった。テレビに出てくる一般の人達にもそういう意見が垣間見られた。だが、この24時間自分のことしか考えない感情的で身勝手な意見もテレビで数多く流れた。テレビは自らがそのレベルだと証明したといえる。■

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2013年大胆占い3Q見直し | トップ | 田舎暮らし雑感13秋(2) »

コメントを投稿

ニュース」カテゴリの最新記事