かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

サイレントマジョリティー

2019-02-16 11:55:55 | 芸能ネタ
何時ものシリアルに果物とヨーグルトの朝食を取ながらニュースと市場をチェックしていた。トランプ大統領の国家非常事態宣言発令とNYダウが400ドル以上の上げを見て、CATVのカラオケランキングにチャンネルを切り替えた。最近はぶっ飛ぶニュースを見ても驚かなくなった。

ところがテレビから流れて来る楽曲の歌詞を見てぶっ飛んだ。アイドルには不似合いな灰色の制服っぽい衣装を着た欅坂46が歌う、「黙って群れの中にいては何も起こらない、孤独を恐れるな、声を上げてNoと言おう」みたいな過激な歌詞を聞いて驚いた。「サイレントマジョリティ」(物言わぬ大衆)というアイドルが歌う曲らしからぬ題名だった。

家内に誰が作詞したのか聞くと「アキモトでしょう、それ以外はありえない」と冷静な返事。ネットで調べるとその通りだった。しかし、非常にメッセージ性の強い歌詞でアイドルが歌うのかよと思った。だが若い頃聞いた反戦フォーク歌手のメッセージソングよりやけに説得力があった。そうか、こういう手があったか。

ネットでは「サイレントマジョリティ」は「奇妙で怖い」という意見が散見された。灰色の制服っぽい衣装とダンスが全体主義的なイメージを醸し出し、その中で勇気をもってNoと言おうと歌う。だが、もし強権的で言論の自由がない体制下で歌えば、直ちに国家反逆罪で獄に繋がれる姿を想像をした。

今でもそういう国がある。例えば中国だ。多分この歌は中国では発禁になるなと先走った想像をした。もし中国にいたら欅坂46は逮捕されるか国外追放になるだろうと想像した。ネットで「奇妙で怖い」と感じる意見が出たのは、そう言う想像があったのではないかと思う。■

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京郊外の風景(2) | トップ | 東京郊外の風景(3) »

コメントを投稿

芸能ネタ」カテゴリの最新記事