帰 |
京して3週間近くなるのにまだ田舎生活の影を引きずっている。母の為のウォーキングマシンを持ち上げた時傷めた腰がまだ完全に良くならない。帰京後バドミントン交流会に参加しても症状が悪化せず安心したが、その後安静にしていても一向に良くならない。
よく分からないのは、朝起きた時が一番腰の具合が悪く、1日3-5時間程度椅子に座りパソコンに向かうのに腰の調子は寧ろ良くなる。家内が厚めの敷布を買ってくれ若干改善したが、朝起きたときの痛みは変わらない。ネットで調べてみたが良く分からない。
先週から就寝前にストレッチをやってみた。前屈以外は何処も痛くならない。3日位続け悪化しないのを確認してジムに行き、何時もの有酸素・無酸素運動(主にバイクとウェイト)をやってみた。狙った筋肉のみに負荷がかかるウェイトトレーニングをやるとレッグプレスのみ痛みを感じた。
傷めたのは大臀筋かその周り筋肉のようだ。その他の筋力は低下していたが特に痛みは感じなかった。ぎっくり腰といえば脊椎(腰椎)とか椎間板の異常だと思っていたがそうではなかった。腰痛になった場合、早く痛みの区別をつけそれにあった治療をせよという専門家の言葉を遅まきながら思い出した。
居合わせた馴染みの「ジム友」によるとぎっくり腰に似た症状の場合、骨とは限らず寧ろ腰や腿の筋肉とか靭帯が傷んでいる場合も多いらしい。筋肉を傷めたとなると、一昨年内転筋を傷めた時医者に自然治癒と言われた事を思い出す。
痛めた内転筋は未だにその部分の筋力が半分しか戻っていないことが心配だった。今日は3回目でレッグプレスに挑戦、負荷をかけてみたらやや違和感があるものの通常の7割程度の負荷でも平気だった。意外と早く回復に向っているのを実感してほっとした。
もう一つ腰痛には全く関係が無いが面白いことが分かった。田舎で2ヶ月間休み再開したエクササイズの最初の2回は運動前の血圧測定で脈拍が78、77と高かったが、3回目の今日は通常値の62に戻っていた。同時にエアロバイクを使った心肺機能測定も戻っていた。
母 |
の入院がもう一つの心配事だ。バドミントン交流会の後母が入院したと田舎の市立病院の看護婦さんから連絡があった。翌日母に電話して話を聞くと、吐き気がするので毎日点滴を受けているホームドクターに見てもらい紹介を受けてそのまま入院することになったという。
誰も面倒を見てくれる人がおらず心細いと母の弱々しい声が返ってきた。糖尿病が悪化してついにインシュリンを打たなければいけなくなったことにショックを受けているようだった。私は先月まで母と一緒に住んでいた、ホームドクターが誰で元々入院する予定だったことなどを担当の先生に説明した。
先生は先ずは検査してということでそれまでは様子見ということで具体的なことは聞けなかった。以前から相談に乗って頂いている地区の介護センターに連絡すると、入院中は支援できない決まりになっている、その間は家政婦を紹介するから雇ったらどうと勧められた。
それではと再度病院に電話して看護師(今度は男性だった、今は珍しいことではないらしい)さんに聞くと家政婦を雇うほどの症状ではない、そうなったら電話すると説明を受け、介護センターには状況を説明して一旦様子を見ると連絡した。正直、右往左往という感じだ。
土曜日に再度病院に電話すると、看護婦さんは「母が部屋にいない。多分病院内で散歩か買い物をしているのだろう。食事は残らず食べるようになったし、ベッドにいないということはそれだけ体調が良くなったと考えてよい。」と言ってくれた。それを聞いてほっとした、暫らく様子見にする。全てはあなた任せ、どうしようもない。米国にいるとき決断先送りするとき良く使った言葉“Wait and see.”を突然思い出した。■