かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2023(16)

2023-11-10 19:42:39 | 日記・エッセイ・コラム
昨日田舎の掛かり付け歯科医に行き入れ歯の型取りをした。来週末に仮歯から正式の入れ歯を取り付け、翌週月曜日に帰京する予定だ。東京でも田舎でも歯の治療をほぼ毎週していた、偽痛風で入院していた時を除いて。ところで、昨日の私は失態を犯した。

新しく作る入れ歯とすぐ横の入れ歯を外したまま歯科医に来てしまった。朝食後に歯磨きをし入れ歯を外したまま病院に来て、看護婦に言われるまで気づかなかった。先生は何とかなるだろうと言って、そのまま型取りをした。後で、「こんなこと初めて」と看護婦に言い訳した。

その時は気軽に「人生初めての失態」みたいな言い訳を言ったものの、後から考えれば「私の人生は毎日が初めての連続ではないか、誰だって当たり前のことだ」と思った。何という軽々しい発言だったのか。4月の偽痛風も救急車を自分で呼んだのも私には人生初だが、人として特別のことではない。

歯科医から戻ると急に帰京の準備を始めなければと思い、新聞配達の中止連絡や庭師に来て貰った時に使った東屋の整理など思いつくままにやった。忘れ物はないかと思い、急に先月末に投稿した市のヒルクライム大会が頭に浮かび、「とりつき」の稲荷神社ま走ってみようと思った。

出発点から神社まで「とりつき」を自転車で走った時は、そこまでが精一杯でとても全コースを走る力が無いと思い知らされた。なのに、それなら参道の階段を走って上ってみようと根拠なく思うなんて、やっぱ私は「やり過ぎ」ジーサンだと一応思ったが。

稲荷神社は「さくら祭」に備えて参道階段の手前に車が4台停まっており、参道周りの木の枝がと雑草が切り取られ掃除されたばかりだった。作業員に許可を得て参道に向かった。階段は綺麗だった。思い付きの結果は階段300段の100段目で息切れ、残りの階段は歩いて上る惨敗だった。

個人的に良い事もあった。昨夜は頻尿の私だがトイレで起きたのは少な目の2回でよく眠れた。朝の体重も0.5キロ減っていた。参道の階段が始まる分かれ道では柿の木があり、全く取り込まれてないので勝手にもぎ取ってポケットに入れた。甘味の少ないあっさりした好みの味だった。

今日は朝からずっと雨だった。家に籠っていてはどうにも我慢が出来ず、夕方薄暗くなった頃から霧雨になったのを見計らって散歩に出かけた。昨日の惨敗を取り返したいと思い、階段の代わりに散歩道を約2キロ走った。何だか調子良かった。「やり過ぎ」の効果があったのかも知れない。■
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野獣と共棲

2023-11-08 15:37:57 | 日記・エッセイ・コラム
帰京後に子供や孫達と雲取山登山をしようと約束していたが、奥多摩や八王子から町田にまでクマが出たとニュースを聞き昨日息子にメールを打ち中止することにした。このところ全国的にクマの被害が報じられており、東京でも多数目撃されたというので即中止と合意した。

米国にいた時はクマはいるものとして営林署やキャンプ地に熊対策の備えがあった。だが、かつて日本の山歩きしてクマを意識したことはなかった。東京でもクマが山間部どころか里山・住宅地にまで目撃されるようになったとのニュースにはショックだった。死ぬ前に一度でも孫達と百名山に登山したかったが彼等に危険な目に会わせることは出来ない、もう難しいかもしれない。

四国でも山間部にクマがいると聞いたことがあるが、我々人間の生活圏とは切り離されていると思ってきた。だが、実家に戻り長く住むと野ウサギやハクビシンを直接目にし、山間部だけでなく今や平地でも猪除けの電気柵を見かける。

ここでは山間部だけでなく高速道路や国道とか線路の横にだって畑に猪除けの柵がある。知人に商店街の立派な家の庭を横切る猪を見かけたと聞いたことがある。よくよく考えると我々は野獣と一緒に住んでいるのだ。私が年の半分住む実家も正にその通りだった。

実家の庭に2本の富有柿がある。子供の時からこの季節になるとしょっちゅう木に登って柿を取って食べてた。つい最近まで柿なら何個でも食べた。私の場合は庭の柿は美味しくタダで食べるおやつだった。だが、4月に入院後はいくら食べても1日3個程度でお腹一杯になった。

結果としてざるに一杯柿を取り込んでもなかなかなくならず柿が熟してしまった。昔から熟した柿は嫌いで食べられず、柿の木の根元に廃棄した。今年は何度も柿を捨てたが、柿の木の周りが腐った柿の実で酷い状態になることも無く気にならなかった。

ところが、日曜日に庭師に庭の手入れをして貰った時に、柿の木の周りが綺麗だった原因らしきものが分かった。雑草を取り払った後の地面がとても綺麗だった。月曜日に捨てた柿の実も地面を汚さずきれいに無くなっていた。私は誰の仕業か薄々気が付いた。

捨てた後は熟した柿のタネや皮とか葉っぱ・枝等の食べかす等の痕跡が全く残されてなかった。私は原因が分かった、多分猪のせいだと。その気になって周りの柔らかい地面を調べると、素人の推測では猪の足跡らしきへこみがあった。点々とは続いてなかったが、その理由は分からない。

足跡は結構大く、こんな足の猪が庭を歩いているかと思うと怖くなった。でも知り合いに聞いた「昼間でも悠々と庭を歩いていて」脅かされたことはない。逆に真夜中に猪が庭の掃除に来てくれ、散乱している熟した柿の実を綺麗に処分してくれた・・・その点では礼を言いたい。寧ろ家の中に侵入して臭い臭いをまき散らすカメムシの方が憎い。■
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庭師の知恵

2023-11-07 18:05:32 | 日記・エッセイ・コラム
日曜日に庭師とその代理が来てくれ、庭の手入れをやって貰った。20日に帰京する予定なのに実家の庭は雑木林みたいになっており、このままではご近所の迷惑になると気になっていた。ところが、庭師の体調が悪く医者通いしており、無理出来ない身体だと聞いていた。

二日前に代理が来てくれ、雑草を刈り取り木の枝を切り払い前処理をし夕方までに何とか終わった。日曜日の天候が悪化する可能性を考え、庭師の負担を出来るだけ減らす狙いだった。今年は私もやる気がせずほったらかしにしてたので、庭は雑草だらけで庭木は枝があちこちに向いて伸びっ放しになっていた。最後に庭師に何もせず酷い状態で申し訳な買ったと謝った。

すると彼は(素人が何もせず)庭の手入れをしてなかったので、枝木が素直に伸びており庭にとって良かったという。私はそんな話聞いたことが無く、そういうものかと思い感心した。夕方になり2階の廊下から庭の手入れが終わり片付けしているのを見計らい庭に出た。

庭木の枝がすっかり切り取られで風通しが良くなっていた。代理によると庭木の内側のモリモリとした葉っぱも処理されたという。何年も庭師のお世話になっていながらそんなことも知らなかった。これ迄に何度も庭師と会話を交わしながら、大事なことを理解してなかった。

それにしても、昨年までは毎年帰郷して素人知恵で庭の手入れをしてた積りだったのに、庭師は私が何もしなかった方が良いみたいに言われた。彼にはそんな積りで言った訳ではなかったのだろうが。彼には健康を取り戻し、来年も庭の手入れを是非ともやって頂きたいと思う。■
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天空の飛び虫

2023-11-04 20:49:05 | 日記・エッセイ・コラム
白滝地区の山間部「戒川」の山火事は収まったと今朝のニュースは報じたが、朝食が終り10時頃だったかにヘリコプターの音が聞こえ始めた。昼食後にはまだ煙が出ているので自衛隊と消防隊のヘリコプター消火を続ける、一部道路の閉鎖を続けると市役所の有線放送が伝えていた。

午後の有線放送が終ったと思ったら急に割れるようなヘリコプターの轟音が連続して聞こえだした。随分近くを飛んでいるようだ。書斎の戻ってテレビドラマを見はじめるとテレビの音声が聞こえなくなるくらいの轟音だった。水源は鹿野川ダムと肱川ダムだと報じていたが、今年は渇水で節水をしろと先日市役所が報じていたので心配だった。

ところが、2時頃になって急にヘリコプターの騒音が聞こえなくなった。おかしいと思って洗濯物を取り入れを兼ねて家の外に出たが、空にヘリコプターの影は全くなかった。その代わりに空から降って来たのはカメムシだった。道理で玄関は気持ち悪い臭いが充満していた。

実はこの1週間よくカメムシを見かける。どうもカメムシが取り付いた洗濯物を家に持ち込んだみたいだ。玄関や廊下ならまだしも、取り込んだ洗濯物をベッドや居間に置いた時にカメムシが飛んで逃げた様だ。見つければカメムシが酷いニオイを発する前に、ティッシュで軽くつかんで捨てた。

今年の夏の暑さはカメムシや蚊が出て来るタイミングが何時もの年と違うようだ。今年の夏は暑すぎて蚊が殆ど出てこず悩まされることはなかった。その代わりにヘリコプターとカメムシが来たという訳だ。夕方になって、有線放送はヘリコプター消火と道路閉鎖は終わったと伝えてた。■
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悔しい不参加(2)

2023-11-03 20:26:40 | スポーツ
市役所の担当に確認して「神南山アドベンチャーhillclimb2030」の参加申し込みを諦めたと3日前に投稿した。勿論、私は心から諦めた訳ではない。翌日にはいつもの「神南山の山裾歩きコース」に坂道「冨士山の底部を横断するルコース」をプラスして自転車で走ってみた。

4月に入院する前には気楽に走ったルートだったが、今回はヨレヨレながらなんとか走り切った。実は5月に退院後は途中でギブアップしたので嬉しかった。だが、昨朝ベッドから起きると右足の内側の凸が痛かった。偽痛風の再発とは痛みが違った、昔の痛風のような部分的な痛みだった。

この微妙な痛みの差は私にとってはホッとするものがあった。今回はビッコを引くけどどこでも歩ける。階段の上り下りも出来るので、台所や風呂もトイレも問題なく行ける。自転車にも乗れるので買い物にも行ける。出来ないのは普通の歩き方だけだ。

なので今日は調子に乗って、ヒルクライム・コースの出発点の公民館から稲荷神社まで走ってみた。謂わばコースの「とりつき」部分みたいなもので、予想以上に厳しかったが何とか走れた。だが、悔しいことに文字通り「とりつき」を走るのが精一杯で、そこからUターンして家に戻った。

この程度ではどう考えても悔しいけど大会参加は無理だと思った。だが、20日に帰京するまで何度かトライしてみようと思う。

帰宅すると庭師の代理が来て作業していた。予約したのは日曜日だが天気予報が良くなく、前もって庭の雑草だけ処理する。日曜の天候が悪化した場合でも半日くらいで終わらせる計画だと事前に連絡を受けていた。庭師の体調が良くないのも事前作業の理由の一つだった。

日曜日に庭師と代理の二人で早めに来て仕事を終わらせる積りだという。だが、庭師が脳の病気が良くならず医者通いが続いており、仕事をさっさと進めることが出来ないらしい。何だが、庭師も代理も私も皆老けてしまって中々話が進まないなと思った。■
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