自信作なのだが、インクリボンが真っ新であれば、良い色なのだが、インクリボンが二回転していたので、色が濁ってしまった。フロッピーディスクに保存をしていたのを、思い出して、印刷をした。長年で色の劣化がある。これも、人知るぞ知る漢詩。「千里鶯啼緑映紅水邨山郭酒旗風南朝四百八十寺多少樓壹烟雨中」。「千里鶯啼いて 緑紅いに映ず ーーー略」です。ウインドウズ搭載のパソコンに、マイツールのソフトから、お絵描きのソフトが無くなって、フロッピーディスクからの読み出しだけになった。
これは、色鉛筆のように、線を描いた。書いては保存、書いては保存の繰り返し。これでいいのを、呼び出して、消しゴムで、文字の部分を消す。文字の大きさと形を、何度も整えるのを、繰り返した。消しゴムで消して、白くなった部分に、紺色を指定して、仕上げた。これも、インクリボンが、回転した後なので、濁りのある色になった。このころで、インクリボンが、製造中止になつていた。カラードットプリンターも製造中止となった。40センチ弱の大きさの連続用紙に、印刷をしたのは、迫力があった。
ユーザーズグループニュースの、1996年2月号の表紙。バックは、スプレーで色を吹き付けた。絵の具の色調と同じ。配色が面白くないと、二色交換ができた。ページに書き込み、また別のを描いて、書き込み。プリントをしてよいものを見つけて、文字を描く。手元に残っているのは、インクリボンが、一回転した後なので、色が濁っている。文は「古寺烟消梅樂萼放小橋水暖柳芽」。「古寺の 冬のもやが よこたわれる 小橋には 消えて 梅花咲きそめ 春水 暖かに 柳の芽が ふきだした」。書道をやられている方は、よく見る漢詩と思います。
昔し昔しのはなしです。マウスの動きがよく、一気に書いて仕上がった。手元に残っているのは、はがきの大きさ。四色のインクリボンで、黒色と赤、青、黄色の、ドットプリンターを使用していた。幅40cmほどの大きさだった。バカ高いプリンターは、業務で必要な数値を、グラフ化して、プリントをするためだった。
今の時代は、エクセルで芸術的な絵画を、描いている方々多い。画像は、マイツール昔し話として、全国のユーザーズグループ交流誌の、1989年の10月号の表紙に載ったもの。皆様方、文章を書く時に、解らない漢字は、IMEで、マウスで文字を書いて変換をしますね。はるか昔し昔しに、マウスで書きました。当時のマウスは、ビー玉状のボールが転がって描けた。埃などが付着するので、取り出して拭いものでした。印刷したのが残っているが、色が劣化して濃淡が淡くなっている。筆をマウスに変えて書いた。マイツール昔し話として、次回にも載せます。ご来訪の皆さま方は、鼻持ちならないと、お思いのことと、承知をしています。