ずーっと昔しのなぐり書き。守屋洋著「中国古典の名言録」からです。「久安[きゅうあん]を、恃[たの]むなかれ、初難[しょなん]を、憚[はばか]るなかれ」、菜根譚よりとある。「久安」とは、長く続いた平穏無事の状態、そんなものはあてにするな。「初難」とは、初めてぶっかった困難、そんなものにへこたれるな、くじけるなということと、読んだ。ほぼ35年ほど前の頃は、何かと考えさせられる歳になった。世の中の変化も、わが身の変化もして行く。そんな時に、出会った。手元にあった紙に、なぐり書きをした。捨てるに捨てられず。