皆さんのブログを見ているとこの数日が紅葉の絶頂期のようだ
もちろん、高度や地方で最高期は異なるけれど、先週行った苗名滝も、今週の方がはるかに鮮やかだった
間もなく奥只見から湯沢へ行くけれど、あのあたりの紅葉はどうなんだろうか、それには天候も大いに左右する
どうも我々の旅行は曇り、雨に当たっているようだ、秋晴れの下の旅行が最高なんだけど
毎年、われわれの旅行は11月で東北や北関東、東海と足を延ばしていたが、紅葉の京都だけは12月初めに行っていた
一番きれいだったのは三千院と北野天満宮の紅葉、あれは素晴らしかった
三千院は5年連続で通ったけれどちょうどに当たったのは、その一回きりだった
一度は雪が降って、あたり一面真白だった時もあった、大原というところはけっこう高所にあるのだろうか?
コロナが流行って今はなおさらダメなんだろうが、京都にはもう3年行っていない
我が国は神武天皇が奈良県衣に都を開いてから、794年には京都に遷都した、それから明治維新が起こるまで帝の御在所として1000年以上、日本の都だった
政治の要としては1192年に源頼朝が鎌倉に幕府を開いたが、足利尊氏は1335年には京都に幕府をもっていった
そして豊臣秀吉は京と大阪で政治を行い、1600年に関が原で豊臣方を破ると江戸幕府の初期の形を作った
雅やかでありながら繊細で壊れそうで、それなのに意地悪く、どこまでもしぶとく生き残る公家風の京都
華やかで、欲望のすべてを満たすことができる寝ない町、けれど脆くて危うい武家風の東京
京都にいるときの気持ちは穏やかになる、なにかに包まれているような安心感がある。それは奈良にも言える
東京ではいつも何かに追われている気がする、それは時間であり、乗り物であり、人ごみである
東京で唯一、落ち着ける場所は浅草から亀戸、両国までの一帯だ、そこで育った父のDNAが安らぎを感じるのだろうか
前にも書いた気がするが、生前父はお墓ができたら、亀戸付近の河原で小石を拾って墓に入れてくれと言った
それは東京大空襲で遺体も見つからない祖父母の御骨代わりということなのだが、それを実行しに行ったときには河川敷などなく、すべてコンクリートに覆われていた
結局、共同墓地にして墓は建てなかったから同じことだった
父の故郷、古河を訪れて渡良瀬川の河川敷に、ひとつまみの遺灰を風に飛ばした、その足で亀戸の十間川付近でも雨の中、一つまみ遺灰を風に飛ばせた