愛車を手放してしまい、最近は電車に乗る機会が増えてきた。
遠距離を行くには新幹線が便利になった。
しかし新幹線ってやつは料金が高い上に停車駅が少ない、当たり前だが
逆に言えば停車駅が多いローカル線は好きな駅に下りる事ができる
だが本数が少な過ぎて下手すると二時間待ちとかになり効率が悪い
しかも昔のJRは総延長数百キロが当たり前だったが、今はいくつかの三セクに細切れになった。
私の地域で言えば、妙高はねうまライン、日本海ひすいライン、あいの風富山鉄道、直江津ー柏崎間だけのJR信越線、柏崎ー新潟市の越後線、糸魚川ー信濃大町の大糸線、富山県内に張り巡らされた富山地方鉄道、富山からの高山線、能登にも赤字路線がある、短い路線のオンパレードで新潟市から金沢市300キロに行くのに何回乗り換えで何時間かかるのか?
若い頃は新潟市から大阪まで直通の特急や急行があって便利よかった。 青森から大阪までの日本海寝台列車もあった。
先ほどの地方線の大部分が先日JRが発表した不採算赤字路線
100円稼ぐのに数千円かかる路線、JRにとって毎年数億円、数十億円、数百億円の赤字は我慢の限界。
だが1両だけのワンマン電車に数人の客だが乗客は遠距離通学の高校生、自動車免許を持たない後期高齢者
田舎で車が運転できないのは致命的だ、高齢者の買い物、病院、知人訪問にかかせない不便な田舎
30キロ円の中に総合病院やショッピングセンターがない高齢化率40%以上の集落はいくらでもある、限界集落も
車がダメだから電車しかないが二時間に一本、それでも大事なかわりの足だ
田舎は動かぬ我が身を鞭打つ老人の姨捨山と化している。
田舎でも一応は市であれば高齢者介護施設もあるが高齢者が多すぎて、空き待ちばかりでコネか金か運がなければ家で一人暮らしだ。
病気になれば病院に入院できるが
「長生きしたい」は若いときの妄想だ、病がちになれば病院に入るか宗教に身を任せるか、田舎ほど多い老人の自殺か
くら~!
こんな田舎ほど鉄道の廃止が進み、代替えバスでよいだろと言う
頼みの綱の、おらが国会議員先生も一票の格差とかでいなくなってしまったし、まったくおらの村には、神も仏も国会議員先生も電車もねぇ!
本当に国会議員や電車が必要なのは田舎暮らしの高齢者、だから田舎の老人の投票率は高い、田舎ほど高い
一票の格差というが投票率は田舎の高齢者が圧倒的に高い
それだけ政治頼みなのだ、だから保守が強い
地方の電車問題、赤字の垂れ流しじゃJRの気持ちもわかる。
赤字路線を切り離せば莫大な都会間路線の収益がまるまる純利益になる
田舎には路線バスの終点の集落から数キロ山の中に1、2軒住んでる所が何カ所かあるから、宅急便、郵便、救急車、道路の保全、雪害対策、土砂崩れ対策などは必要だ
手間と金をかけたくなければ日本から田舎を無くすのが一番の解決策かな
だが昔は、そこに千人以上が暮らし米や野菜を作り、木を切り出して子供を育て学校に通わせ、やがて都会に送り出す営みが行われていたのだ。
田舎は子が去ったあとの高齢老人同士が身を寄せ合い助け合う村なのだ。