こんにちは、国立市議会議員三期目の石井伸之です。
本日は国立市議会として議員研修を行いました。
国立市議会における議員研修は隔年で外部への研修視察と市役所で講師をお招きする形での研修を行っています。
今年は外部への研修視察ということで、東京ガスの本社ビルにある供給指令センターにおける、災害発生時の対応と扇島での工事見学を実施しました。
本社ビルでは、大震災発生時速やかに被害状況を確認したのちに、小さなブロックでガスの供給を遮断するシステム(シュープリーム)について説明を受けました。
海外から輸入された液化天然ガスがどのような行程で家庭へ供給されるかというと、工場で生産されたガスは、高圧導管からガスホルダー(中央線立川駅より少しだけ東京方面に走ったところに見える、球形のガスタンクのことです)へ行きます。
ガスホルダーから中圧導管で地区ガバナ(ガスを中圧から低圧へ変換する圧力調節器の事で、それぞれに地震の揺れを感知するSIセンサーが設置されています。
地区ガバナから低圧導管で各家庭にガスが供給される仕組みになっています。
シュープリームというのは、その地区ガバナが揺れを感知して、その情報を指令センターへ送り、ガス導管に被害を及ぼす可能性のある地域のガスを遮断するシステムのことです。
巨大地震発生後、5分以内に被災状況が確認され、10分以内にガス漏れの危険がある地域の供給遮断が出来るそうです。
逆に安全が確認された後は供給を再開することが可能となっています。
また、天然ガスをタンカーから受け入れ、工場より家庭へ供給するガス配管は強度な耐震性能を有しております。
東日本大震災においても地区ガバナと呼ばれる装置で、震災発生時にガスを供給するかどうかの情報が指令センターに集められたそうです。
その日のガス使用量のグラフを見ると、大震災が発生した午後2時46分を境に、突如としてガス使用量が減少していることが分かります。
地震だけでなく、視聴率40%を超えた家政婦のミタ最終回が放映された際にも、放映が開始された午後9時よりガス使用量が下がり始め、放映終了後一気に使用料が増えるグラフを見せていただきました。
サッカー日本代表などの試合があると、ハーフタイムに入った時と試合終了後にガス供給量が増えるそうです。
勿論国立市内にも地区ガバナが設置されており、東日本大震災時の状況を教えていただきました。
すると、IS値から震度5弱の中でも弱め揺れが観測されています。
一般の家庭では、マイコンメーターが設置されており、震度5程度の揺れを感知すると、自動的にガス供給がストップするようになっています。
復旧する際は、全てのガス機器を止めてから復帰ボタンのキャップを外して復帰ボタンを押します。
その後、ガスを使わないでいると、マイコンメーターが微量のガスを放出してガス漏れが無いか自動的に感知し、3分程度待つと診断が終わるそうです。
そこで異常がなければ、普段通りガスが使えるようになりますので、記憶の片隅覚えていただけると嬉しく思います。
最後に質問をする機会では、阪神淡路大震災の時に神戸地域でシュープリームシステムがあったのか聞いたところ、そういったシステムは無かったそうです。
そこで、もしも当時の神戸にこのシステムがあったら、あれだけの大火災は抑えられたのではないか?と質問したところ、そういった想定はしていないが、首都直下地震でガス火災が発生しないよう最善の努力をするといった答えをいただきました。
そして、昼食となりました。16階の食堂からの眺めは素晴らしく、左手には東京タワーと浜松町駅、眼前に広がる芝離宮、右奥には浜離宮というように素晴らしい眺めです。
その後は、再びバスに乗り込み、横浜市鶴見区にある扇島工場へ向かいました。
この工場では、液化天然ガスをタンカーから受け入れ、気化器でガスに変え、高圧導管へ送り出す作業を行っています。
入口では、電気ウナギイヌと節電気ウナギイヌが出迎えてくれました。
長谷川さんと電気ウナギイヌ及び節電気ウナギイヌのCMが面白く、ユーチューブで何度も見てしまいます。
愛くるしいキャラクターは何とも言えません。
会議室では工場の説明をしていただく方の話が大変面白く、落語か漫才を聞いているかのようでした。
小さな船で、タンカーから液化天然ガスが陸揚げされる桟橋を視察しましたが、思いのほか波が荒く、長時間乗っていると船酔いしそうです。
工場内には、完全埋設式地下タンクや覆土式地下タンクがあり、外部からはここに液化天然ガスがあるとは思えません。
ガソリンに比べて、スス等の有害物質が殆どでない天然ガスはクリーンなエネルギーとして知られておりますが、東京ガスでは更に一歩進んで、水素エネルギー研究についても進められております。
水素が石油由来の燃料に代わって、エネルギーの主役となる時代は、それほど遠くないような気がしました。
是非とも地球温暖化を引き起こす石油由来のエネルギーや放射能の危険がある原子力から脱して、水素によるクリーンなエネルギーへと一刻も早く転換して欲しいものです。
それにはどうしても当面のエネルギー政策として、天然ガスが重要であることが分かりました。
本日は国立市議会として議員研修を行いました。
国立市議会における議員研修は隔年で外部への研修視察と市役所で講師をお招きする形での研修を行っています。
今年は外部への研修視察ということで、東京ガスの本社ビルにある供給指令センターにおける、災害発生時の対応と扇島での工事見学を実施しました。
本社ビルでは、大震災発生時速やかに被害状況を確認したのちに、小さなブロックでガスの供給を遮断するシステム(シュープリーム)について説明を受けました。
海外から輸入された液化天然ガスがどのような行程で家庭へ供給されるかというと、工場で生産されたガスは、高圧導管からガスホルダー(中央線立川駅より少しだけ東京方面に走ったところに見える、球形のガスタンクのことです)へ行きます。
ガスホルダーから中圧導管で地区ガバナ(ガスを中圧から低圧へ変換する圧力調節器の事で、それぞれに地震の揺れを感知するSIセンサーが設置されています。
地区ガバナから低圧導管で各家庭にガスが供給される仕組みになっています。
シュープリームというのは、その地区ガバナが揺れを感知して、その情報を指令センターへ送り、ガス導管に被害を及ぼす可能性のある地域のガスを遮断するシステムのことです。
巨大地震発生後、5分以内に被災状況が確認され、10分以内にガス漏れの危険がある地域の供給遮断が出来るそうです。
逆に安全が確認された後は供給を再開することが可能となっています。
また、天然ガスをタンカーから受け入れ、工場より家庭へ供給するガス配管は強度な耐震性能を有しております。
東日本大震災においても地区ガバナと呼ばれる装置で、震災発生時にガスを供給するかどうかの情報が指令センターに集められたそうです。
その日のガス使用量のグラフを見ると、大震災が発生した午後2時46分を境に、突如としてガス使用量が減少していることが分かります。
地震だけでなく、視聴率40%を超えた家政婦のミタ最終回が放映された際にも、放映が開始された午後9時よりガス使用量が下がり始め、放映終了後一気に使用料が増えるグラフを見せていただきました。
サッカー日本代表などの試合があると、ハーフタイムに入った時と試合終了後にガス供給量が増えるそうです。
勿論国立市内にも地区ガバナが設置されており、東日本大震災時の状況を教えていただきました。
すると、IS値から震度5弱の中でも弱め揺れが観測されています。
一般の家庭では、マイコンメーターが設置されており、震度5程度の揺れを感知すると、自動的にガス供給がストップするようになっています。
復旧する際は、全てのガス機器を止めてから復帰ボタンのキャップを外して復帰ボタンを押します。
その後、ガスを使わないでいると、マイコンメーターが微量のガスを放出してガス漏れが無いか自動的に感知し、3分程度待つと診断が終わるそうです。
そこで異常がなければ、普段通りガスが使えるようになりますので、記憶の片隅覚えていただけると嬉しく思います。
最後に質問をする機会では、阪神淡路大震災の時に神戸地域でシュープリームシステムがあったのか聞いたところ、そういったシステムは無かったそうです。
そこで、もしも当時の神戸にこのシステムがあったら、あれだけの大火災は抑えられたのではないか?と質問したところ、そういった想定はしていないが、首都直下地震でガス火災が発生しないよう最善の努力をするといった答えをいただきました。
そして、昼食となりました。16階の食堂からの眺めは素晴らしく、左手には東京タワーと浜松町駅、眼前に広がる芝離宮、右奥には浜離宮というように素晴らしい眺めです。
その後は、再びバスに乗り込み、横浜市鶴見区にある扇島工場へ向かいました。
この工場では、液化天然ガスをタンカーから受け入れ、気化器でガスに変え、高圧導管へ送り出す作業を行っています。
入口では、電気ウナギイヌと節電気ウナギイヌが出迎えてくれました。
長谷川さんと電気ウナギイヌ及び節電気ウナギイヌのCMが面白く、ユーチューブで何度も見てしまいます。
愛くるしいキャラクターは何とも言えません。
会議室では工場の説明をしていただく方の話が大変面白く、落語か漫才を聞いているかのようでした。
小さな船で、タンカーから液化天然ガスが陸揚げされる桟橋を視察しましたが、思いのほか波が荒く、長時間乗っていると船酔いしそうです。
工場内には、完全埋設式地下タンクや覆土式地下タンクがあり、外部からはここに液化天然ガスがあるとは思えません。
ガソリンに比べて、スス等の有害物質が殆どでない天然ガスはクリーンなエネルギーとして知られておりますが、東京ガスでは更に一歩進んで、水素エネルギー研究についても進められております。
水素が石油由来の燃料に代わって、エネルギーの主役となる時代は、それほど遠くないような気がしました。
是非とも地球温暖化を引き起こす石油由来のエネルギーや放射能の危険がある原子力から脱して、水素によるクリーンなエネルギーへと一刻も早く転換して欲しいものです。
それにはどうしても当面のエネルギー政策として、天然ガスが重要であることが分かりました。