こんにちは、ガン予防、ガン検診、ガン治療を議員活動におけるルーチンワークにしたいと考えている石井伸之です。
本日は午前中に、9月26日午後4時より行う自民党国立総支部役員会における資料作成、自民党国立総支部バス旅行に向けた封筒への宛名印刷などを行っていました。
午後1時30分からは、同じ福祉保険委員会の高柳議員と共に「いま、なぜがん検診か~がん検診の重要性を知ろう~」という講演会に参加しました。
実は、本日の主催者である「市民のためのがん治療の会」代表の會田氏は、私が国民健康保険運営協議会会長を務めている時に、同協議会の委員をされていました。
そのような繋がりと、現在私が福祉保険委員会委員長を務めていることから、會田氏より「がん検診の講演会を行いたいので力を貸して欲しい」とのこと。
そこで、予防健康担当課長に相談すると、講演会の手配を始め、市報への掲載など、様々な形でサポートしていただきました。
會田代表からも、予防健康担当課長が、まさに献身的という言葉がピッタリなくらいに協力していただいたそうです。
この場を借りて感謝致します。ありがとうございました。
前段では、死亡率トップの肺がんについて触れられていました。
何故ここまで肺がんが増えたかというと、間違いなく大気汚染が原因だそうです。
その証拠に、PM2.5の被害が著しい中国では、20代を始めとする若い方の肺がんが増えていると言われました。
肺がんは、進行の速さもさることながら、体内に転移するスピードも速いそうです。
5年生存率は、肝がんと並んで肺がんは30%代となっています。
定期的な肺がん検診が必要と感じました。
さて、本日の講演会は、防災士の資格を取得した際の時と同じように、辛いスライドが並びます。
特に舌癌の治療については、具体的な症例が並びました。
舌癌というと「切るしかない」という診断をする医師が大半だそうです。
しかし、舌を切除すると、喋れない、唾を飲みこめずよだれが出る、口内の神経がつる、食事がしにくくなる、等々今までの生活と大きくかけ離れたものになります。
そこで、今回の講師である西尾正道先生によると、放射線治療医の立場としては切らずに治すのが当然だそうです。
どうやって舌癌を切らずに治すかというと・・・・。
ストロンチウム89という半減期50日で放射線を出す放射性物質を活用します。(もちろん他の放射性物質もあるそうです)
この物質を、細長い針の中に詰めて、ガン化した舌に埋め込むそうです。
スライドのレントゲンで見ると、舌の中へ縦横に細い針のようなものが埋め込まれていることは分かります。
すると、放射線ががん細胞を殺します。
一週間ほど埋め込んだ後に、患部を見ると大やけどをしたような状態になっていました。
実際にこの治療を受けた方によると、放射性物質を埋め込んでいる間と取り除いた後に、やけどした患部が治る時は非常に辛いそうです。
ですが、このやけどが治癒すると共に、がん細胞も死滅しております。
この治療方法を「小線源療法」と言います。
會田代表が治療された時の様子が、「市民のためのがん治療の会」の中でネットに掲載されていますので、是非ご覧ください。←リンクを貼りましたので、是非ご覧ください。
また、小線源治療は、前立せんガンの治療にも有効だそうです。
ただ、それでも軽度な副作用があります。
それと、放射線に対する細胞への影響ですが、間違いなく若ければ若い程、影響が大きいそうです。
ただ、その悪影響も40代までと言われていました。
50代以上になると、放射線で細胞が壊れても、それがガン化して悪影響を及ぼす前に寿命が訪れるか、壊れた細胞がそのまま死んでしまい、ガン化して悪影響を及ぼす確率は限りなく0に等しいと言われていました。
そして、西尾先生の話によると、ガンの中には進行の早い「白血病」や「生殖細胞がん」と進行の遅い「肉腫」や「腺癌」に分かれます。
ガンによって、検診の周期を検討すべきとのことです。
また、胃がんを発見するに当たり、バリウムを飲んでX線照射する検診では、胃がんのステージ2~3となってようやく発見できる程度との話を聞くと愕然とします。
それよりも、鼻から入れる胃カメラならば、胃粘膜上に現れた微かながん細胞も発見可能です。
胃カメラの先から特殊なスプレーを噴射すると、がん細胞だけ染色せずに残ることから、すぐに分かると言われています。
切除方法も簡単で、胃粘膜の下に注射して胃がん細胞を粘膜上から遊離させて、切除するだけです。
胃がん検診で、バリウムを飲んで苦しい思いをしながらも微細ながん細胞を発見できない方法ではなく、鼻から胃カメラを飲み、0期と言われる胃がんでも発見できる方法を選んで欲しいとの話は説得力があります。
また、質疑応答では、実際にステージ4を宣告された前立腺がんの方とのやり取りが印象的でした。
患者の方は、病院から薬を受け取るだけで、具体的な治療方法が示されなかったそうです。
しかし、西尾先生は、ただでさえ進行の遅い前立腺がんなので、切ることはせず、放射線で広がりつつある部分を抑えることが先決と判断されました。
また、その後は骨に転移して、骨が溶けて行くだろうから、定期的な検査を行い、その部分に骨を硬化させる放射線を当てて、骨を強固にしなければ、骨折してしまい日常生活が困難になるそうです。
そして、今話題に上っているセカンドオピニオンですが、積極的に受けて欲しいと言われました。
その際は、現在掛かっている医師に対して、今までの検査データを出してもらうように伝え、別の病院を紹介して欲しいと伝えるべきだそうです。
日本人の感覚からいうと、医師に対して患者は「まな板の鯉」のような感覚に陥るかもしれませんが、検査データは患者本人のものであって病院のものではないと認識を持ち、自分の納得が行く治療を求めて欲しいと言われました。
素晴らしい講演会に誘っていただいた、會田代表に対して心から感謝申し上げます。
議員として、これからも益々がん予防に向けて訴えて行きたいと思います。
長文になってしまいましたが、最後までお読みいただき有難うございました。
本日は午前中に、9月26日午後4時より行う自民党国立総支部役員会における資料作成、自民党国立総支部バス旅行に向けた封筒への宛名印刷などを行っていました。
午後1時30分からは、同じ福祉保険委員会の高柳議員と共に「いま、なぜがん検診か~がん検診の重要性を知ろう~」という講演会に参加しました。
実は、本日の主催者である「市民のためのがん治療の会」代表の會田氏は、私が国民健康保険運営協議会会長を務めている時に、同協議会の委員をされていました。
そのような繋がりと、現在私が福祉保険委員会委員長を務めていることから、會田氏より「がん検診の講演会を行いたいので力を貸して欲しい」とのこと。
そこで、予防健康担当課長に相談すると、講演会の手配を始め、市報への掲載など、様々な形でサポートしていただきました。
會田代表からも、予防健康担当課長が、まさに献身的という言葉がピッタリなくらいに協力していただいたそうです。
この場を借りて感謝致します。ありがとうございました。
前段では、死亡率トップの肺がんについて触れられていました。
何故ここまで肺がんが増えたかというと、間違いなく大気汚染が原因だそうです。
その証拠に、PM2.5の被害が著しい中国では、20代を始めとする若い方の肺がんが増えていると言われました。
肺がんは、進行の速さもさることながら、体内に転移するスピードも速いそうです。
5年生存率は、肝がんと並んで肺がんは30%代となっています。
定期的な肺がん検診が必要と感じました。
さて、本日の講演会は、防災士の資格を取得した際の時と同じように、辛いスライドが並びます。
特に舌癌の治療については、具体的な症例が並びました。
舌癌というと「切るしかない」という診断をする医師が大半だそうです。
しかし、舌を切除すると、喋れない、唾を飲みこめずよだれが出る、口内の神経がつる、食事がしにくくなる、等々今までの生活と大きくかけ離れたものになります。
そこで、今回の講師である西尾正道先生によると、放射線治療医の立場としては切らずに治すのが当然だそうです。
どうやって舌癌を切らずに治すかというと・・・・。
ストロンチウム89という半減期50日で放射線を出す放射性物質を活用します。(もちろん他の放射性物質もあるそうです)
この物質を、細長い針の中に詰めて、ガン化した舌に埋め込むそうです。
スライドのレントゲンで見ると、舌の中へ縦横に細い針のようなものが埋め込まれていることは分かります。
すると、放射線ががん細胞を殺します。
一週間ほど埋め込んだ後に、患部を見ると大やけどをしたような状態になっていました。
実際にこの治療を受けた方によると、放射性物質を埋め込んでいる間と取り除いた後に、やけどした患部が治る時は非常に辛いそうです。
ですが、このやけどが治癒すると共に、がん細胞も死滅しております。
この治療方法を「小線源療法」と言います。
會田代表が治療された時の様子が、「市民のためのがん治療の会」の中でネットに掲載されていますので、是非ご覧ください。←リンクを貼りましたので、是非ご覧ください。
また、小線源治療は、前立せんガンの治療にも有効だそうです。
ただ、それでも軽度な副作用があります。
それと、放射線に対する細胞への影響ですが、間違いなく若ければ若い程、影響が大きいそうです。
ただ、その悪影響も40代までと言われていました。
50代以上になると、放射線で細胞が壊れても、それがガン化して悪影響を及ぼす前に寿命が訪れるか、壊れた細胞がそのまま死んでしまい、ガン化して悪影響を及ぼす確率は限りなく0に等しいと言われていました。
そして、西尾先生の話によると、ガンの中には進行の早い「白血病」や「生殖細胞がん」と進行の遅い「肉腫」や「腺癌」に分かれます。
ガンによって、検診の周期を検討すべきとのことです。
また、胃がんを発見するに当たり、バリウムを飲んでX線照射する検診では、胃がんのステージ2~3となってようやく発見できる程度との話を聞くと愕然とします。
それよりも、鼻から入れる胃カメラならば、胃粘膜上に現れた微かながん細胞も発見可能です。
胃カメラの先から特殊なスプレーを噴射すると、がん細胞だけ染色せずに残ることから、すぐに分かると言われています。
切除方法も簡単で、胃粘膜の下に注射して胃がん細胞を粘膜上から遊離させて、切除するだけです。
胃がん検診で、バリウムを飲んで苦しい思いをしながらも微細ながん細胞を発見できない方法ではなく、鼻から胃カメラを飲み、0期と言われる胃がんでも発見できる方法を選んで欲しいとの話は説得力があります。
また、質疑応答では、実際にステージ4を宣告された前立腺がんの方とのやり取りが印象的でした。
患者の方は、病院から薬を受け取るだけで、具体的な治療方法が示されなかったそうです。
しかし、西尾先生は、ただでさえ進行の遅い前立腺がんなので、切ることはせず、放射線で広がりつつある部分を抑えることが先決と判断されました。
また、その後は骨に転移して、骨が溶けて行くだろうから、定期的な検査を行い、その部分に骨を硬化させる放射線を当てて、骨を強固にしなければ、骨折してしまい日常生活が困難になるそうです。
そして、今話題に上っているセカンドオピニオンですが、積極的に受けて欲しいと言われました。
その際は、現在掛かっている医師に対して、今までの検査データを出してもらうように伝え、別の病院を紹介して欲しいと伝えるべきだそうです。
日本人の感覚からいうと、医師に対して患者は「まな板の鯉」のような感覚に陥るかもしれませんが、検査データは患者本人のものであって病院のものではないと認識を持ち、自分の納得が行く治療を求めて欲しいと言われました。
素晴らしい講演会に誘っていただいた、會田代表に対して心から感謝申し上げます。
議員として、これからも益々がん予防に向けて訴えて行きたいと思います。
長文になってしまいましたが、最後までお読みいただき有難うございました。