石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

11月21日 本日は平成28年台風10号で空知川が氾濫した南富良野町を視察しました

2017年11月21日 | 各種イベント
こんにちは、会派視察中の石井伸之です

本日は視察二日目として、南富良野町を視察しました。



 かなやま湖です。このダムによって、下流域の富良野市は甚大な被害を免れたそうです。


南富良野町は平成28年台風10号によって町内を流れる空知川が氾濫

堤防決壊により、大きな被害に見舞われました。

特に町内のポテトチップス工場が操業停止したことから、国内のポテトチップス需要供給バランスが崩れました。

町内の誰もが空知川の氾濫を想定していなかったことも被害を大きくした要因だったそうです。

先人の知恵に学ぶという点として、堤防決壊箇所が昔の空知川が流れていた川筋というのは興味深いところでした

床上浸水した平屋の特別養護老人ホームは職員の方がテーブルの上に入所者を乗せて難を逃れます。

一般の方々が避難した2階建ての施設は、一階が完全に浸水してしまい、何とか二階へ避難して救助を待ちました。

それでも、家屋への大きな被害にも関わらず、町民の死者が無かったことは、速やかな避難指示にあったそうです。

今後の課題として防災行政無線が無いことから、新たに設置し、堤防決壊を想定した避難訓練の実施との話がありました。

 災害復旧に当たっては、延べ人数で6000人のボランティアが全国から駆け付けました。

 これも、町内でボランティアに詳しい方が、全国にあるボランティアの情報網で流していただいたお蔭だそうです。

 子供たちが受けた心の傷について聞くと、完全に癒えるには時間が必要とのこと。

 避難所におけるペットの扱いを聞くと「自分の車の中で世話をした」もしくは「避難されている方の迷惑にならないよう、一か所に集まった」そうです。

町役場での視察後は、大谷議員の友人より、当時の話をお聞きしました。

 災害時、いの一番に駆けつけたのは自衛隊だったそうです。

 素早い災害支援活動によって助けられたという話を聞くと、日本国憲法に自衛隊が明記されていないことに胸が痛みます。

今ではあれほど低い水位の空知川が、周囲の住宅を飲み込むほど増水したことが信じられません

国立市でも、平成19年の台風で河川敷グラウンドが流され、堤防決壊まで数メートルまで増水したということがありました。

南富良野町の水害を対岸の火事とせず、多摩川増水時の速やかな避難に向けて、議会で議論したいと考えております。

 以下資料です。








































コメント (1)
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