石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

7月8日 本日は農業委員会OB会農光会で八ッ場ダムを視察しました

2019年07月08日 | 農業委員会
 こんにちは、2年前まで国立市農業委員会に所属していた石井伸之です

 本日は農業委員会OB会農光会で八ッ場ダムを視察しました。

 道の駅やんばで国土交通省職員の方と待ち合わせをして現地に向かいます




 事務所で説明を受けました。

 八ッ場ダムと言えば、民主党政権により突如として工事中止となったことで一躍有名になったダムです。

 八ッ場ダムはいよいよ令和元年度今年度完成となっています

 注水時期について聞いたところ、具体的な月日は企業秘密となっており、秋ごろとのことです。

 八ッ場ダム建設事業の経緯は以下の通りです

昭和22年 カスリーン台風により利根川の堤防が決壊
昭和27年 八ッ場ダムの調査に着手
昭和44年 ダム説明会が開かれ生活再建相談所開設
昭和55年 群馬県が長野原町に「生活再建案」を示す
昭和55年 群馬県が吾妻町に「振興対策案」を示す
平成 4年 長野原町と八ッ場ダム建設に関わる基本協定を締結
平成 7年 吾妻町と八ッ場ダム建設に関わる基本協定を締結
平成21年 民主党政権により事業仕訳が始まり、八ッ場ダムの工事が中止される
平成23年 民主党政権下で八ッ場ダム工事予算計上
平成24年 自民党・公明党が政権に復帰し、八ッ場ダム建設工事が本格的に再開
平成27年 ダム本体掘削工事開始
平成28年 ダム本体のコンクリート打設工事開始
平成29年 ダムの定礎式を実施
令和 元年 ダム本体のコンクリート打設工事完了

 八ッ場ダム上流側からダムの様子を見学すると、これから沈む地形が良く分かります。



 地元の方々からは、代々受け継いできた土地を離れることに対する寂寥感は決して忘れられないそうです

 逆に、これから新たに始まるダム湖の畔での新生活に対する期待が相まって複雑な心境との話がありました。

 地元の方々にとっては、ダムの設置は遠く離れた下流域住民に対するものでしかありません。


 理解を示して先祖伝来の土地を離れる決心をしていただいた、八ッ場ダム周辺住民の皆様に対する感謝の念を忘れてはならないと感じました

 再びバスに乗り込み、今度は下流側からダムを見上げます。



 旧吾妻線の線路を伝って工事現場内に入ると、大迫力の八ッ場ダムが姿を現します。

 工事中には周辺の岩盤とダムのコンクリートが密着するよう、丁寧に表面調査を行ったそうです

 少しでも岩盤に脆い部分があれば表面を掘削して、コンクリートとの設置面に強度が出るよう慎重に工事を進めたとの話がありました。

 そう考えると、福岡県朝倉市における脆弱な真砂土や砂岩はダムの建設に適さないということが良く分かります

 視察終了後には、道の駅やんばで「ダムカレー」をいただきました。

 ヒレカツ2枚というダムと八ッ場ダムをリンクさせています。ここに来たら是非とも食べていただきたい一品です。

 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月7日~8日 農業委員会... | トップ | 7月9日 本日はゲートボー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

農業委員会」カテゴリの最新記事