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虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ
高橋 伸夫
日経BP社

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

「体と頭と心の養生」シリーズの第2弾です。

昨晩は、頭の養生として東京大学G-COE ものづくり経営研究センター主催の「ものづくり寄席」に行ってきました。
受講料は、たったの1,000円。
場所は、丸の内の三菱ビルの1階。

今年は1月9日(金)から始まった「ものづくり寄席」。
旧知の福田隆二さん(東京大学ものづくり研究センター特任研究員、CS研究フォーラム主宰、写真左側はっぴ姿)から情報をいただいての参加でした。

千秋楽のご担当は、『虚妄の成果主義』の著者としても有名な高橋伸夫氏(東京大学大学院経済学研究科教授)
タイトルは、「育てる経営と経営的スケール観」でした。

講演者の講演要旨は、次のようでした(パンフレットから)。

「育てる経営」という思想を実践してきた企業が、長い時間をかけて「日本型年功制」というシステムを体現するようになってきた。短期的に経済環境がどのように激しく変化しようとも、常に経営的スケール観を持ち続け、原点に立ち返りながら、従業員の生活を守り、従業員の働きに対しては、次の仕事と面白さで報いるようなシステム「日本型年功制」をより洗練された形で再構築していってほしい。

私は、講演会に参加する場合、早めに会場に行き、一番前か2番目に座ることにしています。

高橋先生は、早口でまくし立てる、やや多動傾向のある方で、一番前の席でおかしくてたまらなかったです。

最後の「一大学教授の言葉」として次のように語ったことは、含蓄に富んでいました。

1.若い人には、成果や成績にいちいち目くじらを立てずに、我を忘れて夢中になれる仕事を与えよ。

2.仕事を覚えたての時期の失敗は、宝物。

3.若者と向き合って教えよ! 目の前の若者は、あなたの未来だ。



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