おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
研修のために金沢に来ています。
テレビ朝日で「相棒」の終わりの場面を観ていたら9月14日に自ら命を絶った芦名星さんが出演していて、番組の最後には追悼コメントが流れていました。
その前の21:00からのNHKニュースを観ているときには「産後うつ」の問題が特集されていました。
ご関心のある方は、ほぼ同じ内容を次の記事でご覧になれますので、ご参照ください。
母親の「産後うつ」 コロナ影響で倍増のおそれ 研究者調査 2020年10月14日 16時08分
出産後の母親の「産後うつ」が新型コロナウイルスの影響で以前の2倍以上に増えているおそれがあることが研究者の調査で分かりました。「産後うつ」の可能性があるとされた母親のうち半数以上は自身が危険な状態にあることを認識できていないということで、積極的な支援の必要性が指摘されています。
そう言えば、今年1月、次男を出産後、8カ月で自ら命を絶った竹内結子さんにも「産後うつ」を思わせる傾向があったことをが『LEE』10月号のインタビューで書かれていたそうです。
竹内結子さんは、赤ちゃんとの久々の生活をこう語っていたことが伝えられています。
《わかっていたつもりでしたが、眠れないし、もらった風邪はなおらないし……。赤ちゃんのお世話は本当に大変ですね。育児の常識も長男のときとは変わっていることが多くて、育児雑誌で離乳食について調べたりしています》
このところ女優だけでなく女性全般の自殺者増は、統計でも明らかです。
このことは、9月26日(月)配信の ヒューマン・ギルド アドラー心理学専門チャンネル で緊急提言をすることになっていますが、重要なポイントだけをお伝えします。
今年の女性の自殺者数は1-6月で2,555人、1か月平均で470名でした。
ところが、7月から急増し、7月 645人、8月 650人、9月 639人と1-6月比37%アップしています。
赤ちゃんだけでなく子どもと関わるストレスはこのコロナ禍の中で精神的・社会的に平常時とは比較にならないほど強いと思われます。
公園に出かけておしゃべりもできない。
友人と会うのもままならない。
6月まではぎりぎり耐えていたけれど「もう限界」という方も多いのではないでしょうか?
私は、この分野の専門家ではなりませんので、問題提起だけにに留めて、SMILEリーダーやELM勇気づけトレーナー/リーダーの方は、受講生の方々とこの題材でお話しをしてみることをお勧めします。
そんなおしゃべりの機会 ー オンラインでも — が女性たちの精神的・社会的な健康に貢献し、自殺防止に役立つのではないでしょうか?