アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は待ちに待ったマリーナ・ブルフシュタイン博士(国際個人心理学会会長、アドラーユニバーシティ教授)による『ライフスタイル・アドバンス編』(オンライン開催)の初日。


水野美津子さん提供)


(開始前の打ち合わせシーン)


中野むつみさんとのやり取り場面)

個人的には今年もまたご指導いただける喜びに浸っていますが、運営側の立場としては、いささかのもどかしさを抱えながら臨みました。
それは、これだけの国際的な評価の高いアドラー心理学者の講義なのに、この講師と講座の内容について参加者に徹底しきれていない思いがあったのです。

ところが、冒頭のマリーナ・ブルフシュタイン博士の【レイバー・オブ・ラブ】の言葉で吹き飛びました。

【レイバー(labor)】は、「(つらい)労働・仕事」「骨折り」の意味なので、ロマンチックな【ラブ】と結びつけると、「愛というつらい仕事」となって不釣り合いのように思われます。
ここで私は、意訳を試みます。

『手間暇かけて育む愛』

これには伏線があります。

梶野 真さん(日本アドラー心理学協会 代表理事)が学んだミネソタのアドラー心理学大学院のプレートのことです。



これは、梶野さんが留学中に送ってくれた写真です。
ルドルフ・ドライカースの”Love is not a emotion. Love is a relationship.”の言葉です。
文字通り訳せば、「愛は情動ではなく、関係性」です。

■ 2008年8月19日付けブログ ミネソタのアドラー心理学大学院のプレート
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20080819

この言葉を、アドラー心理学を日本に伝え広めてくれた野田俊作先生(故人)がとても美しい表現にして私たちに伝えてくれていました。

『愛とは、感情(情動)の産物ではなく、うまくいっている人間関係の副産物』

『手間暇かけて育む愛』とこの言葉を結びつけると、『愛とは、手間暇かけて育み、良好な人間関係が確立されてこそ持続するもの』と言っていいかもしれません。
その意味では、マリーナ・ブルフシュタイン博士の講座をこうして日本で開けるのは、野田俊作先生が作り上げた北米のアドラー心理学の絆が梶野さんに繋がれ、水野美津子さんとの強力なタグによって時間をかけて関係づくりをし、ヒューマン・ギルドが協力して実現したことであることをお伝えしておこうと思いました。

※今からでも講座のアーカイブ動画視聴のみを手に入れ、その後のデモンストレーションのワークショップに参加できます。
受講料22,000円ですが、「四の五の言う人」がいれば、私個人が立て替え払いをします。

◎詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1226

その上での受講パターンは次のとおりで、受講料の残りの部分だけお支払い願うことになります。

大阪:3月20日(木・祝)10:00-17:00
東京:3月22・23日(土日)10:00-17:00(1日だけの参加も受け入れ可能。受講料は大阪コースと同じ)

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