おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(7月29日)は会社に行かず、眼科医に行ったほかは家にこもって仕事をしていました。
朝のうちに 株式会社 タナベ経営 の経営者を対象とするビジネス情報誌『FCCレビュー』10月号(第12回目)の原稿を池山佑子編集長に送りました。
1日の大半は長崎・宮崎で開催すると共にオンライン配信する アドラー心理学 勇気づけの関わりで家族が幸せに生きる講演会 のプレゼン用資料を作っていました。
8月3日(月)、4日(火)、5日(水)長崎・宮崎から配信
8月3日 長崎会場
【入門編】アドラー心理学で育む子どもの心 「生きる力を育む」
8月4日 宮崎会場
【パートナー関係編】アドラー式 子どもが育ちやすい家庭の作り方
8月5日 宮崎会場
【応用編】アドラー心理学で育む子どもの心 ~ 折れない心を育む
(それぞれ19:00~20:30)
今までお伝えしていない内容をふんだんに盛り込んでいます。
収益の一部を九州地区を襲った豪雨被害の義援金に充てるようで、ヒューマン・ギルドからは40冊の本を無償で提供し、その売上金を寄付することにします。
ところで、昨日のことで最もお伝えしたい情報は、株式会社 致知出版社の「人間力 メルマガ」(2020.7.29) で私の『経営者を育てるアドラーの教え』(1,400円+税)が発信されたことです。
協力について考え直すヒントになるようです。
コピペしますね。
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船井総研の船井幸雄氏から
「勇気づけの本物の伝道師」として称賛されるなど、
アドラー心理学を日本に広めた第一人者として、
経営者層からの支持も厚いヒューマン・ギルド社長の岩井俊憲氏。
18万人以上にアドラー心理学の研修・カウンセリングを
行ってきた岩井氏による、
初めての経営者向けアドラー心理学の書籍
『経営者を育てるアドラーの教え』から一部をご紹介いたします。
★『致知』には人生、経営、仕事を発展させていく秘訣が満載です!
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★『経営者を育てるアドラーの教え』(岩井俊憲・著)はこちら
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(岩井)
リンゲルマンというフランスの
農学者がやった「綱引き実験」というものがあります。
1対1で全力を出して綱引きをしたときの力の単位を100としたとき、
各々がもう一人ずつ連れてきて2人対2人で綱引きをやると、
一人当たりの発揮できるパワーは100から上がるか下がるか。
3人1組で綱引きをやるとどうなのか。
もう少し人数を増やして8対8だとどうなるかということを実験したのです。
リンゲルマンの実験では、
2人1組のときにそれぞれが発揮する力は
1対1のときの93%になりました。
つまり、7%の手抜きをしていることがわかりました。
これが3人1組になると15%の手抜き、
8人一組の場合はなんと51%の手抜きが見られるという結果が出ました。
このデータにしたがえば、
全力を出す4人と手抜きをする8人で綱引きをすると、
全力を出す4人のほうが勝つことになります。
これは「社会的手抜きの実験」と呼ばれるものです。
ここで言えることは、
よく営業軍団がやるように「一丸となって事に当たろう」
というのは確かに勇ましいけれども、
実は手抜きを誘発しているということです。
私は営業系の研修をして営業部員の本音を聴いていますが、
ハチマキをして営業部長の前で盛り上がって
「出陣!」と言って威勢よく会社を出るけれど、
向かうのは客先でなくて大体、喫茶店なのです。
要は、同じ立場の仲間がいると責任が分散し、
自分がやらなくてもあいつがやるだろうと考えて、
手抜きを誘発することになるのです。
だから大事なのは、各自に責任を割り当てることです。
チームのメンバーにはそれぞれ個性があります。
アドラー心理学では、一人ひとりがユニークだと考えます。
ユニークというのは、「かけがえがない」「取り換え不能」ということです。
ところが、そのことに気づかない上司が多いのです。
気づいていれば、同じ軍団であっても
「君には主にこういうことをやってほしい」
「あなたにはこういうことを期待する」と、
それぞれに役割を与えることができるはずです。
それは人それぞれの違いを活かすということです。
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