年賀状で「今年は会おうよ、何時にする?」と、書いてきた高校時代の友と、漸く、会える事になった。
などと言うと、ものすごく会うのが大変な環境なのかと思われるだろうが、実は、友が住んでいるのは、我が最寄駅から三島への上り電車で3つ目、およそ10分程のところである。尚且つ、駅から徒歩で10分だという。
三島に出る時、何時も、友も家を見ながら、「一度、電話をしなければ・・・」と思いつつ、眺めて通過していた。
要するに、何時でもあえるという甘えだろうと思う。
この前の出会いは、何時だったのかも、思い出せない・・・ゴメン!
午前11時、駅前にある喫茶店で落ち合い、昼食を取りながら2時半まで、止めどもなくおしゃべりし続けた。
友とは、学校時代には同じクラスになった覚えがないが、課外活動で、あれやこれやの問題を語り合った仲だった。
共通の悩みを分かち合ったからか、何故か気が合って、卒業後、およそ、47年間、ほそぼそであるが、連綿と続いていたのだ。
今では、お互いに共通する環境は、何もないが、話を聞いているうちに、あの高校時代と、全く変わらない友がそこにいた。
家庭も、子育ても、趣味(趣味と呼ぶような半端なものではない)も、ボランティアの福祉活動も、すべて、充実した生活の友に圧倒されてしまうが、紛れもなく、前向きで懸命な悩み多き時代と同じ友が、そこにいる。
ちょっと、嬉しい!
私自身は、重荷と感じると、すぐ捨て去るという無責任な人生を送って来たため、今現在の心境は、本当に、身軽である。
風が吹けば、何処へでも、吹っ飛んで行ってしまう状態の私であり、はなはだ、自慢にもならないけれど、実に自由な自分を意識している。
だから、どんな時でも、相手に合わせて、自分の居場所を動かしても問題は感じない。つまり、ストレスを持たないのだ。
これが最善であるとは、決して思ってはいないが、前向きで真っ正直な友には、もう、自身の自由に遊ぶ(勿論、精神的な)時間を作ってほしいと感じた。
もっと、もっと、豊かで、刺激的で、魅力的な友に出合える気がしている・・・・。
スゥィーツカフェ「irodori」で、友と語りながら、ケーキ無しで、珈琲を三杯飲みました。