IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

自然災害を蒙るだびに・・・・

2017-07-07 11:47:17 | この頃思う事

畑の隅に植えてある「カンナ」の赤い花・・・暑い日差しの中で、夏を誇示し、一段と暑さを増幅させている。

 


 

 

九州方面は、猛烈な豪雨で、またも災害を蒙ってしまった。
何時も思う・・・日本という国の地形にあっては、どんな対策を立てようが、絶対に、自然災害から逃れる事は不可能なのだろうか・・・と。

2、3日前、我が町に台風接近のニュースがあった前か後か、我家の裏の方で、ガタガタという音がする。
山の住民(動物)が台風接近に避難してきたのかと覗いて見ると、それは人間で、なにやら測量したりメモしたり・・・聞いて見ると、裏山の危険状況を調査しているという。
我が地域は、丁度、U字形の山裾に添って民家が建ち並んでいる。
我家と反対側の崖(民家の裏側)は、十年以上前(だったと思う)に、補強工事(というのだろうか)をして居り、我家側は、手付かずで取り残されているが、理由は知らない。

母が生存中、「山が崩れてきたら逃げられないから、ここで一緒に死のうね」と、半ば冗談、半ば真剣に言い聞かせていたし、ホント、そういう覚悟をしていた。
自分一人だって、急場を逃げられるかどうか確信できないのに、母を連れてなど、到底無理だ思っていたのだ。
裏山はグズグズの山だけれど、神の思し召しか地形的な具合なのかで、今日まで被害に遭う事は無かったが、明日の事は分からないというのは確かである。

今回の調査によって、どんな結論(経過措置?)が生ずるかは不明だ(今時流行の忖度は介在しないだろうし・・・)。
ハザードマップには記されるかも知れない。
マップに載ろうが載るまいが、我家に係る危険から逃れられるものでは無し、我家一軒の為に、緊急工事がなされる可能性は皆無(今までの経験から、建設的に考えられない)に思うし・・・調査員に帰り際、「犠牲者が出ないと、なかなか行動を起こさないんだよね」と、嫌味でなく本音で呟いたら、「ま、気を付けてください」と、我が発言に、やや冷ややかな反応で(私的にそう感じただけであり、調査員の本意は分からない)答え、次の場所へ進んで行った。
言わんでもイイ事を言ったかな・・・と、反省をしながらも、でも、案外、事実ではないかと思っているが・・・。

危険な場所と分かって住み続けている当方に非があるのか、山の管理を怠る地主に非があるのか・・・結論の出る日を待つしかない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この度の豪雨災害を蒙られた皆様が、一日でも早く、日常に戻れるよう祈りつつ、私が出来る援助も探したいと思っている。



誠に暑苦しい写真ですが、是非、「カンナ」の立場になってご勘弁頂きたい・・・彼らには必要な夏なのである。

 


 

コメント (2)
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