IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

思い返してみたら・・・

2017-07-24 08:35:21 | この頃思う事

半日村の我家に於いては、珍しく「ノウゼンカツラ」の花が咲き誇っているが、密度が濃すぎて暑苦しいのです。

 


 


定年退職してから故郷に戻ったものの、母の介護をしながら新に会社を見つける事が難しくて、会社勤めを断念した。
とは言っても、24時間365日、母の顔ばかり見ていても仕方ないし、退屈しきっていた。
丁度、TV放送が、アナログからデジタルに移行する時だったので、ケーブルTVに加入し、外国映画や日本映画専門チャンネルなど種々の専門チャンネルを見漁る事で退屈な時間を過ごしていたが、その内に飽きて来て(それら専門チャンネルでは、何故か、同じ番組を繰り返し放映する)レンタルのDVDを借り捲った。
しかし、そこにはわが病いによる落とし穴(借りたDVDは、すぐに返さないと負担になる)があって、その後は、購入するようになった。
お蔭で、落ち着いて映画やドラマ観賞が出来るようになったが、今度は、そのDVDが溜まってきて、またまた心の負担になってきた・・・全く、この病い、我が事ながら扱い難いもの。

で、まだ自分が見るかもしれないものは保管(段ボール4箱あった)し、後は友達に譲ったり、趣味が違うと言って引き取ってもらえないものは廃棄したりして、一応、整理はして置いたが、結局、保管したものを自分自身さえ、再び見ようという気持ちにならなかった。

整理第二段階に突入して、段ボール4箱を廃棄する決心をした。
再び、友人達に、捨ててもイイという条件で、引き受けてもらう事にして、一部は廃棄処分。


よくよく思い返せば、給料を手にし、自分で好きなものが購入できるようになった20代頃から、消費してしまうもの(衣食関係)、飾ったり眺めたりするもの(趣味関係)等、様々なものを買い求め集めてきた。
でも、それらのものは、殆ど、処分して手元に無い。
ただ残っていると言えるのは、あれこれした旅の思い出である(何時、誰と行ったかという詳細は半ば記憶の外だが・・・)。

「物」って何だろう・・・と、よく思う。
「物」を手に出来る事で得られる満足が人生を豊かにするのかもしれないが、有り余る物を持てることが、最大の喜びであり満足感を充たす訳でも無いようだし・・・

集めては捨て、また集めては捨て・・・と、私の人生には積み重ねと言うものが無いように思える。
でも、そんな自分を不幸だと思った事は無いから、これまた、人生とは妙なもの・・・なんだろうね。

そう言う訳で、懸念材料であったDVDも、どうやら落ち着きそうで安堵している。

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   姉にしては上出来の初物スイカは甘くて美味しかったよ!

 


 

余りにもアヤシゲな雰囲気の「ノウゼンカツラ花の森」なのです。


 

コメント (6)
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