○サントリー美術館『ありがとう赤坂見附―サントリー美術館名品展《生活の中の美 1975~2004》』
http://www.suntory.co.jp/sma/japanese/index.html
サントリー美術館は、今月末をもって赤坂見附での展観を終了する。そこで「絵画・漆工・陶磁・染織・ガラスなどの多岐にわたる館蔵品から粋を集めた約80点を展示し」「赤坂見附での長年の活動を振り返る」のが、この展覧会である。
別にこれといって見たいものがあったわけではないが、名残を惜しみに行ってきた。そうしたら、意外に初めて見る作品が多くてびっくりした。サントリー美術館には、ずいぶん通ったつもりだったが、私の趣味が東洋美術に偏っていたので、それ以外の作品はけっこう見逃していたのだ。ファンが選ぶ名品ベスト1に入ったガラス製の「藍色ちろり」も初見だと思う。きれいだった。
桃山時代の「南蛮屏風」を久しぶりにじっくり見たのは楽しかった。今年のクリスマス休暇は長崎だからね。
江戸時代の「舞踊図」六面を六曲屏風ふうに立ててみたのは面白い試みだと思った。そのほか、とにかく大盤振る舞い。「誰が袖図屏風」の脇に、同じように能装束を衣桁に掛けて並べ、その前面には塗りの角盥(つのだらい)。手前のガラスケースには、櫛・簪(かんざし)・笄(こうがい)。なんだか古道具屋の店先のようである。まあ、最後なんだし。祝祭と思って楽しもう。
ところで、サントリー美術館のホームページには目立った広告がされてないようだが、過去の展示図録の在庫品が、全て均一1,000円で販売されている。だいたい定価の半額以下だろう。『サントリー名品100』は豪華ハードカバーだから、もっとお得。つい先日の「初期伊万里」展図録も1,000円になっていて、ちょっと悔しかったが。。。
障子窓ごしに眺める弁慶濠のボート場もニューオータニのタワーも、首都高速のジャンクションもこれが最後なのかなあと思うと名残惜しい。2007年春には六本木で新美術館を開館するそうだ。
http://www.suntory.co.jp/sma/japanese/index.html
サントリー美術館は、今月末をもって赤坂見附での展観を終了する。そこで「絵画・漆工・陶磁・染織・ガラスなどの多岐にわたる館蔵品から粋を集めた約80点を展示し」「赤坂見附での長年の活動を振り返る」のが、この展覧会である。
別にこれといって見たいものがあったわけではないが、名残を惜しみに行ってきた。そうしたら、意外に初めて見る作品が多くてびっくりした。サントリー美術館には、ずいぶん通ったつもりだったが、私の趣味が東洋美術に偏っていたので、それ以外の作品はけっこう見逃していたのだ。ファンが選ぶ名品ベスト1に入ったガラス製の「藍色ちろり」も初見だと思う。きれいだった。
桃山時代の「南蛮屏風」を久しぶりにじっくり見たのは楽しかった。今年のクリスマス休暇は長崎だからね。
江戸時代の「舞踊図」六面を六曲屏風ふうに立ててみたのは面白い試みだと思った。そのほか、とにかく大盤振る舞い。「誰が袖図屏風」の脇に、同じように能装束を衣桁に掛けて並べ、その前面には塗りの角盥(つのだらい)。手前のガラスケースには、櫛・簪(かんざし)・笄(こうがい)。なんだか古道具屋の店先のようである。まあ、最後なんだし。祝祭と思って楽しもう。
ところで、サントリー美術館のホームページには目立った広告がされてないようだが、過去の展示図録の在庫品が、全て均一1,000円で販売されている。だいたい定価の半額以下だろう。『サントリー名品100』は豪華ハードカバーだから、もっとお得。つい先日の「初期伊万里」展図録も1,000円になっていて、ちょっと悔しかったが。。。
障子窓ごしに眺める弁慶濠のボート場もニューオータニのタワーも、首都高速のジャンクションもこれが最後なのかなあと思うと名残惜しい。2007年春には六本木で新美術館を開館するそうだ。