素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

相倉・菅沼合掌集落巡り

2015年06月21日 | 世界遺産

久し振りに日本の原風景を探しに出てみた。                                                      まだまだ日本の地方を探してみれば、素晴らしい原風景が沢山あります。                                     そんな事で、さてどこへ  と考えてみて、思い浮かんだのが五箇山の合掌民宿『長ョ門』さん。

20年程前ですが、1人旅で五箇山に着いたのが夕方、集落内の観光案内で伺い、初めてお世話になったのが「長ョ門」さん。                             その時の大女将、女将の親切な対応が忘れられず、以後家族や写真仲間と何度かお伺いしていました。

そこで写真仲間に声を掛けたら、懐かしいから行こうとなり出かけてみました。                                女将はとても気さくな方で話も楽しいし、こちらの無理も平気で聞いてくれるので、それがまた嬉しいのです。 

松本から平湯峠越えで高山に入り、白川街道を走って五箇山入りした。      高山市内は新しい道路が建設され、道路標識も高速道路や新しい道路へ入るよう標示が出てくるので迷い易い。途中で立ち寄った平湯大滝。

自分は地方へ出たら、ほとんど高速道路は使わないので、高山より以前から走ったR158からR156(白川街道)を経由した。                           以前は山紫水明の中を走っている気がしたのに、現在はアチコチで道路工事が進み、山の中に高速道路のジャンクションができ、異様な風景である。

ノンビリと周りの景色を見ながら一般国道を走るのが大好きですが、今回途中で雷雨に会い一瞬のうちに道路が川となりビックリ。                        そんな事で長ョ門さんに17時到着。 雨は上がっていた。

                                                                       女将のお出迎え、今回はご主人も迎えに出て下さり嬉しかった。        部屋に荷物を置き、早速に雨上がりのモヤが掛かった相倉合掌集落の撮影にでた。

                                                                              雨、曇り、晴れと共に四季折々の顔を見せてくれるので、何回行っても同じ表情でない所が、足を運ぶ価値であります。

夕餉は18時であり、部屋に戻った。                                 玄関先に大きなポスターが飾られていたので見ていたら、女将が出て来て「綺麗なポスターでしょ」・「これね?うちの前で撮ったんだよ。」と自慢。

写っているのは女優の「杏」さんと外人モデルさん。                     平成27年3月14日の北陸新幹線開業に合わせて撮影されたポスターとのことでした。  見るからに行ってみたいと感じるポスターになっていました。

長ョ門さんの部屋を休憩所として提供したと言われていたので、「杏さんの写真撮った」と尋ねたら、スタッフが周りにいて撮らせてくれなかったとボヤいていた。

18時、囲炉裏の回りで食事。                                宿の夕餉は山深い四季の味覚が山盛り、幾種類もの山菜やきのこ類、そして冷たい渓流で育った岩魚が出てとても美味しかった。ご飯も御代わり。

今日は私たち以外に五箇山を海外に紹介するための映像を撮りに来ているスタッフが3名泊まられるとのこと。                              遅くまで仕事をされていたようで、私たちの食事が終わった後、戻って来られた。   1週間五箇山に詰め、外人監督や外人カメラマンと共に撮影を進められるようである。

「伝統的な生活様式が、とりまかれている環境と社会機能に完璧に適合した非常に優れた例」として、相倉・菅沼の合掌集落は、白川郷(荻町)の合掌集落と共に1995年12月にユネスコの世界遺産委員会によって世界遺産リストに登録されました。       そんな世界遺産に泊まれて光栄です。

帰りに菅沼集落に立ち寄りました。                            以前はこちらにも合掌民宿があったようですが、最近若者たちが戻り始めたため、空き部屋は無く民宿は1軒も無いようです。                           売店は若い方たちが取り仕切り、合掌建物から赤ちゃんの泣き声が聞こえたり、ほほえましく感じました。

継承する文化、偉大なふるさと、是非守り続けて頂きたいと感じました。

 

 

 

コメント (2)
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