古くから信仰の山として知られ、越後三山只見国定公園内にある『守門岳』
(1,537m)
に登る。 守門岳は、
袴岳(1,537m)を主峰とする
青雲岳(1,460m)・
大岳(1,432m)の三連山の総称で、大岳の頂上には守門大明神が祀られていました。
学術的見地から注目されている野鳥の宝庫で、守門(すもん)の語源は、野鳥が多く巣守りをする山
「スモリ山」
これが「スモン」に変わったと言われています。
ヒメサユリ
頂上一帯には、高山植物がいろいろ(ニッコウキスゲ
)咲き乱れて美しく、
展望は越後平野の全容を眼下に遠くは佐渡島、背面には浅草岳
(1,585m)・越後三山等名峰連山がところ狭しと目に映る様は壮観と言いたいのですが、曇天
で佐渡島までは見えませんでした。
6月28日(日)23時に湯沢IC近くの宿泊施設に入り、ゆっくりと足を延ばして休んだ。
翌日5時出発。 関越自動車道で小出ICまで早朝
ドライブ。 そこからR252を進み保久礼登山口へ、7時42分到着。 皆さんを降ろしてから縦走コースを選択したので下山する二口(フタクチ)登山口に車を回し、再び保久礼(ほきゅれい)登山口に8時10分に戻り皆さんの後を
追った。
天気は回復傾向にあり、気分が良かった。 目的の
「ヒメサユリ」
が見られたら良いな
と心躍る。
キビタキ清水
通過8時40分。
赤土の滑り易い登山道が続いた。
キビタキ小屋
通過8時45分。
第2展望台手前で皆さんに追い付いた。 第2展望台通過9時23分。
登山口では好天であったが、高度を上げてくるとガス
の中に入り、展望台と言えども真っ白の世界であった。
不動様の石像が有る「不動平」通過9時55分。 昨日の雨で木の葉や高山植物が綺麗な水滴を付け、生き生きしてしていた。
大岳到着10時10分。守門大明神が祀られ、黄金色の鐘が吊るされていた。
5分休憩し、前進。
大岳の分岐まで下り、青雲岳まで登り返す。到着11時40分。
ベンチがあり広々とした山頂
で気持ち良い。ここで昼食
とした。 風の
流れで時折、雪渓のある山岳風景を目にすることができた。12時
出発。
100m弱の高度を稼ぎ、日本二百名山の『守門岳』
(袴岳)に12時15分全員登頂した。
途中ヒメサユリ
も沢山見ることができ、今年は花との運がとても良い。
山頂
からの展望を楽しみ12時半下山
開始。
ヒメサユリは山形県、福島県、新潟県の山地帯~亜高山帯の草地に生える高さ30~80cmでユリ科の多年草だそうです。 花は淡紅色(ピンク)で甘い香りにビックリしました。
花の向きは横向きに咲き、花被片(はなびら)は6個で長さ5~7cm。 今まで花の匂いなど嗅いた事はありませんが、花の先生に言われ、甘い香りに本当に驚きました。
袴岳から見る青雲岳は尾瀬のように木道や雪渓が見えとても美しく見えました。
再び青雲岳に12時45分に戻り、5分
休憩。 尾根沿いの下りは、沢山の花を愛でながらの気持ち良いハイキング。
大岳の分岐を13時05分通過。 ここからは尾根沿いの下りで場所によってはヤセ尾根であったり、一方が切れ落ちていたりと危険個所が見られ、時間を掛け慎重に
下った。
オカバミ滝見台14時15分通過。 日差しが強く真夏の感じになった。
この下からは樹林帯に入り、この山を構成している粘土質の赤土の道が続いた。 昨日の雨も影響し、赤土が濡れて滑り易く、皆さんで声掛け合って慎重に下山した。
「護人清水」と言う水場の少し手前から、再び皆さんより先に
下山し、出発点である保久礼登山口に置いた車を取りに行き、下山してくる二口登山口で待機した。 皆さんは15時50分に無事下山された。 お疲れ様でした。