素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲尾瀬の自然に浸る▲

2015年06月20日 | 国立公園

日本を代表する自然の宝庫『尾瀬』。                                                  尾瀬の四季は半年が冬。残りの半年で、雪解けすぐのミズバショウの春、湿原や山々の木々が芽生えて新緑に覆われる初夏、そして湿原の花が咲き乱れる夏、草紅葉と紅葉に覆われる秋と、めまぐるしく四季が移り変わっていきます。

日本最大級の高層湿原、尾瀬ヶ原をはじめ、尾瀬沼、アヤメ平、至仏山、燧ケ岳など個性的な自然環境が展開する尾瀬国立公園。

豊富な高山植物や山岳美を愛でながら、湿原に広がる総延長約57kmの木道を歩いて来ました。                                                                                            もっとも感動したことは本州中部以北の亜高山林床でわずかに見られるという『トガクシショウマ』を発見したことです。                                                                                     中々見られない花を見つけると興奮します。                                         花期は5月下旬から6月下旬。 草丈30~50cm。花弁に見えるのは実はガク片で、花弁はつぼ型で色は黄色。  オシベを取り囲むように付いています。                                                  本邦特産の日本海要素を代表する植物で、長野県の戸隠山で最初に発見されたため、この名前がついています。                                                                                                           絶滅が心配され環境省レッドデーターブック絶滅危惧Ⅱ類(VU)の指定種になっています。

片品村鎌田から国道401号線のメロディーロードに入る。時速40kmで走行すると『夏の思い出』“夏が来れば 思いだす 遥かな尾瀬 遠い空・・・ と聞こえ、尾瀬への気分を盛り上げてくれる。

戸倉の鳩待峠行バス乗り場の駐車場に10時35分に到着。                                               出発準備をしていたら小雨がパラついて来た。 梅雨だし予想はしていたので、全員待合室にて合羽を着用した。

バスにゆられて20分、標高1,591mの鳩待峠に11時20分到着。                    平日であり、それほどの混雑ではなかった。                                                                       雨でもあり、休憩所で早めの昼食を取った。 11時45分山ノ鼻に向け出発。 

                                                                              濡れた木道の下りであり、スリップに注意しながら進んだ。新緑の木々に迎えられ、思わず深呼吸である。

山ノ鼻の至仏山荘着13時5分。 それほど酷くはないが雨。                                     でも不思議なことに、尾瀬で雨に降られ合羽を着ても違和感を感じない。                       自然の花々に迎えられ忘れてしまうのかも  13時20分出発。 尾瀬ヶ原の上田代に入る。  皆さんの合羽の色が鮮やかで花の様である。

まだまだ、ミズバショウも沢山見ることができた。  

                                                                        池塘の上の木道を進み、延々と続く2本の木道や普段見慣れない高層湿原風景。    雨など忘れ感動の声が聞こえた。

牛首分岐点を14時通過。 中田代に入る。                     足元の花に目をやったり、遠くの森から聞こえるカッコウの鳴き声に耳を傾けたりと大自然の中にいることを実感できる、最高の時である。

竜宮小屋着14時35分。10分休憩。

                                                                           ここから下田代地区に入る。                                平日でありハイカーも少ないので、狭い木道も貸切である。  

                                                                          のんびりと花々を鑑賞したいと考えたら、やはり平日に入山すべきですね。

見晴(下田代十字路)通過15時10分。                        ここには沢山の小屋やキャンプ場があるのに人がいない、雨でもあり寒々しい。    色を添えてくれるのは、小さな沢山の花々である。                     特に鮮やかな黄色のリュウキンカの群生には驚きと共に心癒されました。

見晴十字路から北、赤田代方向に進み15時50分、今日の宿『温泉小屋』に到着した。  道中は池塘、湖沼のある山岳風景や沢山の花々に魅せられ気付かなかったが、平坦な木道を歩き続けただけなのに、小屋に着きホッとしたら急に疲れを感じた。 

                                                               けど、ここ赤田代温泉は石鹸類の使用はできませんが、小屋の名の通り「温泉」があり、ノンビリ汗を流せただけでも疲れが取れました。                            歩いた後に、お風呂に入れることは最高です。

 

 

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▲温泉小屋から尾瀬ヶ原へ▲

2015年06月20日 | 国立公園

フカフカの布団で休み、朝はカッコウ鳴き声で目覚めた。                                             外は明るい陽光が降り注ぎ、新緑がより一層輝きを増していた。               もうこれだけで気分はハイである。                      朝食は6時からであるが、その前に外に出て、思いっきり深呼吸。 昨日の重い雲は去り、真っ白な雲に変わっていた。

尾瀬は昭和9年12月4日に日光国立公園の尾瀬地域として国立公園に指定されましたが、その後74年の時を経た平成19年8月30日に、日光国立公園から分離独立し、新しく『尾瀬国立公園』となりました。

高層湿原が周辺の山々と織りなされて形成される山岳景観、そして沢山の花々が彩りを添え、来るものを飽きさせない素晴らしい所です。                           一度は歩いてみたいですね。

6時30分、小屋前に集合。 準備運動を済ませ6時40分平滑ノ滝に向かった。       三条ノ滝までは下りであり、木道や岩の滑りに注意しながら慎重に進んだ。

平滑ノ滝着7時。                                洗濯板を斜めにした様な幅広いスケールの大きい滝、長さ500m、幅50mの一枚岩を滑るように流れる珍しい滝です。 

ここから三条ノ滝までは更に下る。7時50分到着。                         尾瀬の水を一心に集め、ドウドウと落とし込む壮大なスケール。 その大きさは、落差73m、幅30mの大瀑布です。

                                                                        以前は樹林帯の中から覗き見る感じであったが、今はテラス型の滝見台が作られており、正面から見学できた。                                      梅雨時であり水量が多く迫力ある滝を見ることができた。8時発。

 

御池分岐通過8時10分。                               今回はここから尾根に上がり、尾根上の御池・尾瀬ヶ原分岐を8時45分通過。

                                                                             段吉街道経由で温泉小屋に戻った。                                     尾根に出てからは小屋まで下り道。小鳥の声が耳に心地よい。

温泉小屋着9時55分。15分の休憩後、出発。 

昨日と打って変わった好天に、皆さん歓声。                            高山植物が色鮮やかに見え、花好きの方々は大喜びであった。日陰のない木道を黙々と歩く尾瀬の名物「ボッカさん」を見ることもできた。

東電尾瀬橋通過10時35分。段々暑さが増してきた。                  ミズバショウも、まだまだ見ることができた。ミズバショウは場所によってビックリするほど大きいのを見かけますが、私は尾瀬の小振りのミズバショウが可愛くて好きである。

東電小屋到着、10時45分。                                       今日は土曜日、この辺りから混雑が感じられるようになった。 小屋の回りに人があふれていた。

通過人員に制限のあるヨッピ吊橋通過、11時5分。

                                                                             途中の木道脇にある休憩所が休憩できないほどハイカーが増加してきた。        木道から写真を撮っていると、後ろからブーイングが聞こえる。         街中歩きではないので、尾瀬に来た時くらいノンビリ花の鑑賞でもしたら良いのでは  と思う   それは勝手すぎるかな

牛首分岐通過、11時55分。                                  休憩所はあるが、もう休憩できる状況ではなく、木道上で止まることもできない状態。                                         仕方なく山ノ鼻まで頑張る。 残雪の至仏山が正面に見えた。

振り返れば逆さ燧ヶ岳(2,356m)も見えた。  

山ノ鼻着、12時25分。                                   昼食休憩となり、小屋の回りの混雑を避け植物見本園に入り、その中の空いたベンチで荷を降ろし、簡単な昼食や写真撮影をした。

                                                                            花の綺麗な時期は、誰しも訪れてみたいと考えます。当然の事ですね。

                                                                              でも、ゆっくり、ノンビリ、花々を鑑賞されたい方は平日をお勧めいたします。

 

 

 

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