上越国境の谷川連峰最西端に位置し、眺望の良さと高山植物に恵まれた山
『平標山』(たいらっぴょうやま)
に行って来ました。谷川連峰の最高峰1,983.7mであります。
関越自動車道の月夜野ICを9時20分に出て、国道17号線で三国トンネルを抜け苗場方向に進んだ。 登山口は17号線沿いにあり、取り付き易い。
登山口駐車場から三国小学校横、河内沢沿いの林道を登り始めるが、途中にあるゲートまでバスが入って下さったので時間が短縮でき助かった。
林道奥の登山口迄1時間15分くらい掛かる所を11時着と35分で到着した。
梅雨時であり半分雨は覚悟の上だが、出来れば降らないで欲しいと願った。
曇天
であったが明るいので少しは希望が持てた。
登山道はとてもよく整備され、登りはしっかりと階段が作られ、一段の高さも丁度良く感じた。
立ち休憩を二度ほど入れ、平標山の家に12時10分到着。 この小屋は2005年秋に新築され、トイレと水場が有る。ここで12時40分まで昼食とした。
丁度尾根上であり、東側の沢からガスが平標山山頂に向けて吹き上げていた。 時折、ガスが抜けると残雪を目にする事ができた。ジッとしていると汗が冷える。
時間通りの12時40分出発。 ここからは谷川岳に向けての尾根歩き。
森林限界を抜けたようで天気が良ければ気持ちの良い尾根歩きができた道である。
残念ながら今日は駄目であったが、その代わりと言うか足元の高山植物がポツポツと目に入って来た。ここまで来ると一寸
厳しい階段の登山道が続いた。イワカガミ
オノエラン
高山植物に精通された方が同行して下さったので、飽きずに登ることができた。名前はメモするようにしているが、中々覚えられない。
平標山山頂着13時半。 人が少ないと思ったら、先着は谷川岳側の仙ノ倉山(2,026m)よりにある
お花畑
を見学に行っているとのことであり、自分も
向った。
一面のハクサンイチゲが圧巻であった。 これが快晴であれば、青空と白、緑、ハクサンコザクラ
のピンクのコントラストが素晴らしいだろうと感じた。
「花の百名山」にも選ばれたほど、種類も豊富な高山植物の宝庫。ハクサンチドリ
特に頂上周辺のお花畑が素晴らしく、ハクサンコザクラ、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ハクサンイチゲ
など沢山の花が見られた。
時間に余裕があれば約2時間かけて仙ノ倉山(2,026m)まで足を延ばせば、美しい稜線を描く登山道の両脇に広がる一面のお花畑を楽しむことができます。
皆さん、ハクサンイチゲ
のお花畑に感動され、その様子をカメラに納め14時、松手山(1,613m)に向け平標山を後にしました。
道は下りとなり、その間も沢山の花に迎えられ天気とは裏腹に心は晴れの感じでした。
気持ちの良い稜線を下り、松手山を15時05分、さらにその下の鉄塔台地を15時40分に通過した。 鉄塔台地から下は樹林帯の中の急な下りが続いたが、この山の登山道は階段、木道と良く整備され歩き
易く感じた。 出発点の三国小学校そばの駐車場に16時35分、全員無事下山。
帰路は往路を戻り、月夜野ICを17時45分に入り、秦野駅に20時15分到着した。 お疲れ様でした。