素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 土山峠登山口から経ヶ岳へ ▲

2022年04月21日 | 丹沢山塊

弘法大師が経文を納めたといわれる経石(巨岩)がある経ヶ岳へ。

西丹沢は近くて良い山が沢山あるが、今回は東丹沢のミニ山脈信仰の山を縦走をして来ました。

標高が低いので年間を通じて登ることが出来るが、稜線上にヤセ尾根があり岩や木の根が多いので降雪直後は避け、新緑と紅葉の時期がお薦めです。

ほとんどの登山案内書では、稜線の北東側にある愛川町半原からのご案内ですが、私は宮ケ瀬湖側から大棚沢広場をスタートし~土山峠~半原越~経ヶ岳~仏果山~高取山~宮ヶ瀬越~大棚沢広場への周回コースを歩いて来ました。

当日の天気は良くなかったが、たまには雨の日の山歩きも良いかと思い出発。

大棚沢広場出発、8時 15分。まだ雨は降ってなく薄暗い。

宮ヶ瀬湖沿いの県道 64号線を南東側に進み、土山峠バス停の先にある登山口着、8時 45分。

道標はしっかり整備され、各所にテーブルベンチがあり、とても歩き易い登山道でした。

尾根上の土山峠分岐点通過、9時 36分。

なだらかな尾根道を進み、鹿止めの扉を抜け丸太作りの階段を下ると舗装された林道が見えてくる。その林道と登山道の交差する所が半原越。                                 半原越(はんばらごえ)通過、10時丁度。

昭和の初期まで煤ヶ谷(すすがや)は養蚕が盛んで、当時 糸の町として栄えていた半原へ、繭を背負って この峠を越えていたことから、「半原越」という名が付いたと云われています。

半原越から丸太で作られた長い階段を登る。

階段を登り切った所に丹沢山塊の山名案内板があり、晴れていたらその山々を確認しながら休憩できるテーブルベンチが用意されていた。 10時 10分、通過。

だが今日の天気では回りは真っ白なキャンバスを見ている様で残念だった。

そこから新緑の木々を見ながら尾根を進むと、前方に経石(巨岩)が見えた。

  経石の云われ                                      昔、弘法大師がこの岩(南側にある穴)に経文を納めたことから経石と、また経石のある山だから経ヶ岳(標高 633m)と呼ばれるようになったと伝えられています。            この中央上部にある穴に経文をおさめたようです。

10時 25分、経ヶ岳山頂着。 

国土の基本測量を行うための重要な基準点として三角点があります。            三角点には位置の基準点として一等から四等に区分され、眺めの良い山頂等に設置されています。

経ヶ岳には、二等三角点が埋設 されていました。10分の休憩で10時35分、下山開始。    曇ってはいたが寒くはなかった。

帰りに経石の上に綺麗なヤマブキが見送ってくれました。

下りでは、登りで気付かなかった花々が良く見えた。ヤマツツジ。

 

尾根を歩きながら、これから向かう仏果山(標高 747m)が見えた。

半原越通過、10時 52分。                                ここを通る林道は法論堂(おろんど)林道と呼ばれ、途中に法論堂という地名からとられているようです。

昔、修験者(山伏・僧侶)達が、この地で法(教え)を論じ合ったことから、法論堂(おろんど)と云う名が起こったと伝えられています。                             現在「宿(やど)」と呼ばれている旧家があるようですが、恐らく修験者達が宿とした所から云われたようです。                                        煤ケ谷の資料によれば「存円和尚、時々村舎に説法し村民をして輪回応報を聞知せしめ至法に遵(したが)わしむ。今の法論堂村 是れ也」とありますが、存円和尚とは仏果禅師のことだそうです。

                           

先程、一気に下った丸太作りの階段を再び登り返し、鹿止め の扉を抜け緩やかな尾根を進み土山峠分岐まで戻る。

土山峠分岐通過、11時 16分。

この先は「関東ふれあいの道」を進み仏果山を目指す。

 

 

     ※次は仏果山から高取山縦走コースを歩きます。

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。  

 

コメント (4)
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