久し振りに地元の山に出かけてみた。 と言うのも開花時期が5月末~6月上旬で富士・箱根周辺地域のみに生育する『サンショウバラ』という花を見てみたいと思い立ったのである。
その山は、不老山(ふろうざん)と言い丹沢山塊の西部にあり、神奈川県足柄上郡山北町と静岡県駿東郡小山町の境に位置する標高928mの山である。
登山道はJR御殿場線の駿河小山駅からと、山北町の丹沢湖ダム西の浅瀬橋からと山市場(棚沢キャンプ場)からの3本あるようですが、平成22年(2010年)の台風により、浅瀬橋からの登山道は未だに通行止めの様であります。 また、他の2本も倒木や土砂崩れ個所があり、気の抜けない部分があります。
そんな事で、棚沢キャンプ場から入山。 駐車場出発9時40分。 河内川に架かる吊り橋を渡り左折。
ちょっと取付き点で迷いました。 分岐に細かな案内板が有ると親切なのにと感じました。
取付きから一気に高度を上げる急登。 道も一部細くなり、判りにくい個所がありました。 それに大きな杉の木がまとまって崩れ登山道が寸断、大きく巻道が作られており、通過は出来ました。
立ち休憩を入れながら登ったが、汗が滴り落ちる。 でも登山道のほとんどが樹林帯の中であり、日差しを受けないだけでも登り易かった。
ベンチが1つある広場になった「番ヶ平」(標高867m)に11時20着。 10分休憩し東名高速道路や谷峨駅が見えたので写真と撮った。 広場には車が走った気配はないが林道らしき道もあった。
林道を横切り登山道に入る。 10分ほど登ると尾根に出て、そこからは鹿止めの柵に沿って、
多少のアップダウンを繰り返しながら西に進むと双耳峰である不老山の東峰 (標高928m)に出た。12時着。
樹林に囲まれ展望はない。 1つあるテーブルベンチには先客がおり、挨拶を交わし、富士の見える西峰(標高926m)に進んだ。12時10分着。
登って来た正面に富士が見えたので、直ぐ写真撮影を済ませた。
今日はコンロを持参したので昼食はラーメンとお結び、食後はコーヒーと洒落込んだ。30分休憩。
その時、駿河小山から登って来たという方が、世附峠で「サンショウバラ」を見たと聞き、今日の目的でもあるので世附峠まで下った。13時着。 こんな親切な案内板がありました。
サンショウバラの樹高が5m程あり、その上部に咲いているので中々気付かなかった。
時期は気持ち早いように感じた。 今回は番ヶ平でも見る事ができました。
目的の花が見られて満足でした。25分もサンショウバラを見ていた。 この花も環境省のレッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類(VU)に登録されているとの事です。 枝には痛そうな棘が沢山あり、葉は「山椒」の葉に良く似ている。
と言うことで、和名の由来は、葉が「山椒」の葉に似ているからだそうです。
満足気分で帰りのアップダウンは余り気にならず下山できました。 駐車場着15時半。
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