全国に30,000社あるといわれ、全国各地で老若男女を問わず親しまれている、もっとも身近な神社といわれる「お稲荷さん」。
その総本宮が伏見稲荷大社です。
ご鎮座は和銅 4年(711)とされ、全国各地に祀られている稲荷神社の総本宮。
古くは食物・蚕桑(さんそう)あるいは諸願成就の神、中世から近世にかけて商業神・屋敷神へとご神徳も拡大。
本殿(重文)は明応 8年(1499)の再興。 重要文化財の権殿のほか重要文化財の摂末社も多い。
稲荷山の神蹟(じんせき)を巡拝する“お山巡り”は約4Km、参道にある数千本の鳥居は壮観であります。
朱色の鳥居が連なり神秘的な和の雰囲気を醸し出している『伏見稲荷大社』は京都の中でも、外国人に人気第一番の観光スポットです。
どうしてこんなにも外国人に人気なのか と疑問に思われる方も居るのではと思います。 この凄まじい外国人の人気は、ハリウッド映画の「SAYURI」にあるようです。 この映画は、不思議な目をした美しい少女に成長し、一人前の芸者になる姿を描いた『ゲイシャ映画』として世界中で話題となった作品が影響しているようです。 この映画のロケ地として伏見稲荷の「千本鳥居」が使われたことで、その名が世界中に知れ渡ったといわれています。
最大の魅力である「千本鳥居」のある辺りは、神の降臨地であり稲荷山の入口にもあたり、現世から神様のおられる幽界へと続く門として多くの鳥居が建てられたのが始まりとのことです。
「千本鳥居」だから、鳥居は全部で千本と思うのは大間違いです。 現在、稲荷山全体の鳥居は一万基ほどあるとのことです。 その数は今も増え続けているようです。
お稲荷さんと聞けば《きつね》が思い浮かびますね。 ここ伏見稲荷大社の稲荷大神様のお使いも“きつね”とされています。
そのキツネは野山にいるものではなく、我々の目には見えない“キツネ”であることから白(透明)狐=“びゃっこさん”と言われ崇められているとのことです。 そんな事から伏見稲荷大社では“キツネ”をモチーフにした絵馬がたくさん奉納されています。
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