『自分巡礼の旅』遠州三山の《可睡斎》を参拝して来ました。
禅林600年の歴史と伝統を持つ曹洞宗屈指の名刹。 東海道の禅の大道場と、我が国唯一の火防守護、秋葉信仰の総本山として知られています。
春は牡丹・百合、秋は紅葉など四季折々の自然景観が楽しめる「花の寺」としても親しまれ、ほか昨今健康食として注目されている精進料理が美味しい「味の寺」としての人気も高まっています。
徳川家康ゆかりの可睡斎のいわれ
当斎の第11世 仙麟等膳大和尚は、幼い家康を戦乱から救ったことがあり、後に家康が浜松城主になった折、報恩のために城へ招かれましたが、なんとその席で居眠りを始めてしまいました。 それを見た家康は、和尚の安らかな親愛の心を悟り、『和尚我を見ること愛児の如し。故に安心して眠る。われその親密の情を喜ぶ、和尚、眠るべし』と言い、「可睡和尚」と愛称されるようになりました。
これにより寺号も東陽軒から可睡斎へと改められ、後に十万石の待遇と徳川幕府最初の僧録司と言う職も与えられたという事です。
千年余の歴史を誇る遠州三山は、心や体の健康、災害を防ぐ祈りの場。
四季の彩りを映す境内を歩み、古人(いにしえびと)の築いた歴史文化に触れ、その優しさや厳しさを感じることでご利益をいただき、
忘れかけていた自分らしさや、今まで気づかなかった新しい発見など、自らが古刹を巡ることで、自らに出会える旅です。
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