JR西日本の「駅から歩くハイキングコース」として紹介され、山頂展望所付近からの眺望が抜群に良いことから人気のコースであり、のんびり
散策して来ました。
本来はJR和歌山線打田駅から歩くコースでありましたが、バスが案内板のある百合山(最初ヵ峰)遊歩道入口まで入ってくれたので、そこからテク
テク
始めました。
四国霊場八十八ヵ所は、弘仁6年(815年)弘法大師が42歳の時に四国に仏道修行の場として、また人々の厄難を取り除く場所として創設されたと言われています。 江戸時代後半には西国三十三ヵ所、四国八十八ヵ所、伊勢神宮など霊場を参拝する人が増加し、霊場は大変な賑わいとなったようです。
しかし、これらの巡礼は日数と経費が掛かり、そのうえ危険も伴い並大抵のことではありませんでした。
そこで近くに手軽に参拝できる霊場が数多く作られました。
百合山新四国八十八ヵ所もその一つで、安政4年(1857年)に開設されました。 当時は参拝する人も多く、大変賑わっていたようです。
その後、戦乱
、戦後の時代を経て、荒廃
していた八十八ヵ所を昭和59年に有志数名で現地調査を繰り返し
「百合山の自然と遺跡を生かす会」
が発足し、その後に札所の整備、遍路道の改修、展望所の設置、植林
等を継続し、ここにようやく
「歴史の古道」
が蘇りました。
この遊歩道は比較的平らな中腹の自然林の中に整備されており、のんびりと散策できるのが良い。
憩いの広場は、
「和歌山の朝日・夕陽100選」
に選ばれている景勝地であり、芝が植えられベンチも用意され、眼下に桃山町の桃源郷や紀ノ川の優雅な流れを眺められ見飽きることがない。
憩いの広場からキツイ階段を登ると
素晴らしい見晴らしの山頂に着く。
山のアチコチに桜の木が植えられ、3月下旬から4月上旬の最初ガ峰の桜と眼下の桃の花が満開の頃は、この地一帯がピンクに染まり、桃の香りがあふれるようです。
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