真言宗の古刹、醫王山『油山寺(ゆさんじ)』を参拝して来ました。 目の霊山と言われ、多くの信仰を集めております。
油山寺のいわれ
醫王山、油山寺(いおうさん、ゆさんじ)は、今を去る1300年の昔、行基菩薩により開山された真言密教の古刹であります。
ご本尊の薬師如来は、行基菩薩の御作であり、特に目にご利益あらたかで、46代孝謙天皇が醫王山で眼病全快され勅願寺と定まったとの事です。
以来一千年の今日まで《目の霊山》として全国の皆様から親しまれ、日々参拝の方は後を絶たない。 また、一山の守護神である軍善坊大権現は、特に足腰にご利益があり《健足の神》として崇められ深く信仰されております。
境内五十町歩は、山谷に富み国指定の重要文化財三点、県指定三点、天然記念物等は、県下唯一を誇っております。
国指定重要文化財『三重塔』 桃山の三名塔の一つ。 建久元年(1190年)源 頼朝公が眼病全快のお礼に建立、その後、遠江国守護職「工藤祐経(くどうすけつね)」が薬師堂と共に普請奉公をされた由緒深い等であります。
国指定重要文化財『山門』
元掛川城の大手門で万冶2年(1659年)井伊 直好公が建立。 歴代の掛川城主の信仰が厚く、明治6年ご維新の際、城主「太田備中守(おおたびちゅうのかみ)」が眼病全快のお礼として醫王山に寄進、移築されたものだそうです。
国指定重要文化財『本堂内薬師如来厨子』
本堂内正面の金色に輝く宮殿厨子は今川 義元公が寄進された室町時代の名作。 中には秘仏の本尊である薬師如来が安置されております。
私も現在眼科クリニックに通院中であり、ご利益があればと、しっかりお参りをしてきました。
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