いつも見慣れた景色を空から見てみようと、ドローン撮影のお手伝いをして来ました。
依頼を受けると日本中どこでもドローン撮影をして下さる方にご協力頂きました。 ドローン撮影するには国土交通省への許可申請が必要で、素人には分からない手続きは全てお願い致しました。
撮影は箱根ジオパークの南足柄エリアであります。
箱根ジオパークは神奈川県西部の2市3町(小田原市、南足柄市、箱根町、湯河原町、真鶴町)で構成されています。
※ まず、言葉の説明をさせて頂きます。
ジオパークとは、『大地の公園』という意味で、地域の自然に親しみ、その成り立ちを楽しむ場所をさします。
ジオサイトとは、大地の活動や地域の歴史・文化などを実際に学ぶことができるスポットをいいます。
南足柄エリアには、認定を受けたジオサイトが8ヵ所あります。
今回、8ヵ所あるジオサイトのうちの2ヵ所(足柄峠、矢倉岳)をドローン撮影して頂きました。
日程は決まっており、午後には雲や風が出ると不味いので早朝出発。
まず最初に足柄峠の足柄城址へ、到着7時 15分。 早速、撮影準備開始。 朝の冷え込みが強いので沢山のバッテリーを用意して頂きました。
足柄峠を通る足柄道は、箱根を通る東海道よりも歴史が古く、古事記や万葉集にも足柄の地名が残っています。 西暦 800年の富士山の延暦噴火の際には足柄峠が通行不能となり、迂回路として箱根峠が整備され、江戸時代に東海道が整備されると、一部は矢倉沢往還として利用されました。
現在は、足柄古道として保存、紹介されています。
また、足柄峠には小田原北条氏の支城であった足柄城🏯の遺構が一の曲輪(くるわ)から五の曲輪まで並ぶ連郭式の山城となっています。
一の曲輪から二の曲輪を見た所で、間の窪みは空堀になります。
ドローン撮影は1時間ほどで終了し、8時半に次の撮影地 矢倉岳に向かう。
古い登山道は山腹に沿って走っていたが、大雨により崩壊し尾根沿いに登山道が変更されており、そちらの道をご案内した。
県立21世紀の森や洒水の滝への分岐である山伏平で 10分の小休止。9時半、出発。
矢倉岳到着、9時 50分。 早速、準備を開始して頂きました。
矢倉岳は、約115万年前に足柄層へ貫入したマグマが地下深くで冷え固まった深成岩体。 その後プレートの圧力により標高870mまで隆起した、世界的にも極めて新しい岩体で、石英閃緑岩からなっています。
その矢倉岳とは富士山の左手、お結びの様な丸い山。 私たちは丸い山の山頂にいます。
その特徴的な形状(お結び型)が足柄峠を見張る櫓(やぐら)のようであることがその名の由来といわれ、足柄道におけるランドマークとしても機能していたと考えられています。
山頂は何の障害物も無いので安心なのですが、撮影者の方にはモニターで見やすい映像を確認しながら撮影して頂き、私は登山者の方々にもご協力頂き、一緒にドローンの行方を追いました。
瞬時に100m~150m上がってしまうので、目で追っていないと見失ってしまうのです。
時間と共に雲が現れましたが、意外と雲の流れが速く撮影に慣れた方であり、後で綺麗な映像を見せて頂き、今まで見たことのないカメラ位置からの映像に感動しました。
お忙しい中、山にまで登って頂きドローン撮影まで、誠にありがとうございました。
※ ご覧頂き、ありがとうございます。
ちょうど昨日の夜、テレビ神奈川で映画
未知との遭遇を見ていたので連想しました(笑)
私もドローン撮影に挑戦したいと考えていた所でして 凄く気になっていたのでリアルな記事にしてもらえて嬉しいです(*^▽^*)
今迄は色々歩いて撮影した写真をジオサイトの案内として解説と共に載せていましたが、鳥になったつもりで遥か上空からの映像も面白いのではという事でドローン撮影をして頂きました。
エッ!自分達のいる所が、こんな形に見えるのかと感動し鳥になりたい気分になりました。
ponyokinako様は趣味多彩で色々なことをやられる前向きな姿勢に驚いています。
ドローン撮影は鳥になった気分で景色が見られますので地上の写真と違い感動します。
上空は150mまで位なのですが、瞬時に上がってしまうので、機影を追うのに首が疲れました。