日曜日、朝食を取りながらテレビを見て急に思い立ち、滝の氷瀑を見に行こうと決定。直ぐに準備を開始した。
準備と言っても一寸したハイキングなので、防寒対策とアイゼン・ピッケルだけを用意した。 この時期は狭い渓谷に入ると日の落ちるのも早いので、急いで9時に出発した。
方向は山梨方面、走りながら目的地を探した。 写真撮影の時間も考慮しなくてはいけないので、西沢渓谷や尾白川渓谷では時間が足りない。 その時、何年か前の紅葉の時期に訪問した『氷瀑群の案内』を思い出し、そうだ蓼科の横谷渓谷が良いと決定。
蓼科までは距離があったけれど、渓谷自体は3時間もあれば往復できるので、直ぐカーナビを高速利用の最短距離に設定し一路目的地へ急いだ。
横谷峡入口の温泉街に12時半到着。 当地と違い道路以外は雪が沢山あり、気温は低く人がいない。 直ぐ出発の準備を開始し温泉街を抜け渓谷に取りついた。
横谷渓谷の川は渋川と言い距離は短いが登りがきつい。 この時期は例年では遅いけど、今年は少々寒さが長引いているので期間的に長く見られそうである。 歩き出してすぐ左手に木戸口神社が見え、過ぎた右手の所に横谷峡遊歩道への下り階段がある。その階段の降り切った所に最初の乙女滝である。 この滝の回りは凍り付いていたが、滝自体は普通に流れ落ちていた。
そこからは渋川の右岸を上流に向かい徐々に高度を上げて行く。
今年は何度も降雪があったようで、遊歩道の表面は雪であるが踏み込むと下はガチガチの氷。 不用意に足を出すと、すってんころりんと一本取られそうな道であり、ピッケルで突き割りながら登り、帰りは安全を期してアイゼンを装着し確実に下った。
暖かい時期なら、一滴一滴の滴や小さな流れ、それに滝などは何気なく見過ごしてしまう事が多いけど、この冬に限っては「エッ」とビックリするような感動を与えてくれるので、危険かなと思いつつ足が向いてしまいます。
今回は名のある「乙女滝」・「霧降の滝」・「王滝」のどれも完全凍結はしていませんでした。時期が遅かったのかもしれません。
けど屏風岩の氷瀑は迫力があり素晴らしかった。 あと名も無い所の樹林が氷に包まれ、ドロリとしたアメーバが垂れ下がっているような感じの所も見られました。その氷はブルーでとても綺麗でした。
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