日光宇都宮道路の日光 ICを 8時 55分に 出て、神橋を左手に見ながら霧降高原方向に進む。
日光東照宮を右から回り込むように稲荷川に沿って北西方向に行き、滝尾神社を 9時 20分に通過。 日光市内も除雪された雪 が道路わきに高く積まれ、林道の雪状況が気になった。
滝尾神社の先は、やはり除雪された雪により狭い箇所が見られ、踏み固められた圧雪路を四駆で慎重に登り 、ゲートのある車の終点地まで上がれた。9時半。 平日であり入山者が少なく、路肩に駐車した車も少なくて助かった。
登山準備は日光市内の道の駅で済ませておいたので、9時 35分に出発した。 ゲートの所はハイキングコースと林道コースの分岐点であり、稲荷川沿いのハイキングコースは徒渉が有ったりすると 危険なので、私たちは林道コースを登った。
登り始めの林道には雪は少なく、霧氷や樹氷も見られず、今回は指の感覚が消えることは無く、天気も良いせいか暖かった。
と言っても休めば冷えてくるので 、汗をかかない様にゆっくり歩いた。 1時間で稲荷川展望台に到着。 日差しが暖かく、雪の照り返しでサングラスが欲しかったけど、忘れた。
展望台より更に林道を登り詰め、11時 15分 洞門岩に到着。
ここからは林道から稲荷川沿いの道に入るので、クランポン(=アイゼン)を装着。
流れの上を雪が覆いかぶさり、スノーブリッジ状態の上を進むので、川に落ちないよう確認しながら前進。
雲竜渓谷のクライマックスを見る前に女峰山の見える広場で簡単な行動食を取り、
滑落・転倒・落氷に注意しながら慎重に渓谷へと足を踏み入れた。11時 50分。
歩を進めるごとに雲竜渓谷の核心部に接近。
氷の殿堂 入口に到着。12時。
夏 であれば、小さな滝の雫がポタポタと落ちる、それほど驚くような渓谷ではないが、
冬 となれば一変、氷の殿堂である。
素晴らしい氷のカーテン 。
どこを見ても 絵になる氷の世界、ただ好天につき気温が上昇し、蹴り込むと直ぐに欠ける。
大きなツララも、折れているのが沢山見られた。
氷のカーテンの裏や ツララ の下、氷柱サイドを通過する時は、周囲に 気を配り、融けたツララが落ちてくると危ないので、素早く通過した。
いつどこでも見られる景色ではなく、この時期にのみ足を運んだ寒さ知らずの人達にだけ見ることを許された氷の世界。 皆さんにもお裾分けいたします。 渓谷内は非常に寒いです。
好天で気温が高いといえども、冷蔵庫の中より寒い場所なので体を動かしていないと顔が引きつり、日影は酷く冷え込んでいます。 自分は汗かきなので激寒の中にいるような恰好はしていませんが、行ってみたいと思われる方はご注意ください。
氷の神殿を 12時 35分に出て、行動食を取った広場に向かう。15分で広場に到着。 ここまで登山時は稲荷川沿いを登ってきたが、帰りはノンビリ林道歩きで駐車場に戻った。 道は圧雪路でスリップに 注意しながら下り、途中 日光市街が良く見えた。 林道を約2時間下り、車の元へ。 着衣を清掃し 14時50分帰途に着いた。お疲れ様
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